米国市場の展望：AI関連の最大手銘柄で利益を確定する時が来たか？ダウ平均は12ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は12.58ドル高の39357.37ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が61.28ポイント高の18465.02で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は11.39ポイント高の5584.24。

AIへの懸念
●シティグループのストラテジストは、株式、特にAIに関連する株式に対する楽観的な見方に対して、今こそ利益を確定する時だと主張している。AI関連株に対するセンチメントは2019年以降で最も強く、これらの企業の大半のフリーキャッシュフローはアナリストの予想を上回ると予想されている。
●Drew Pettit氏が率いるシティのチームによると、このような数値は通常、「ボラティリティが大幅に上昇する」ことを示唆している。また、全体的な価格バブルの兆候はないかもしれないが、一部の銘柄の上昇は「懸念材料」だという。
●彼らの警告は、AIが株価を史上最高値に押し上げ、 $エヌビディア(NVDA.US)$ が一時世界で最も価値のある企業になった後に出された。

パウエル議長の証言
●米国株は記録的な高値である最中、パウエルは国会議事堂で証言する。
●彼は民主党と共和党の「ダブルパンチ」に直面することになる。 民主党はFRBが金利を引き下げなかったことを批判し、共和党は必要資本を増やすという新たな銀行規制に不満を抱いている。
●さらに、6月の非農業部門雇用者数と雇用市場のパウエル氏の解釈も注目点である。

分散投資への疑問
●ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌の取材に応じたファイナンシャル・プランナーや市場専門家によると、投資家にとって、株式の利益がAI銘柄に集中していることは、分散投資の程度をチェックする理由になるはずだという。
●債券の金利が上昇し、ポートフォリオのリバランスがより魅力的になっていることを考えると、これは特に関連性が高い。
●「株式や特にハイテク株から多くの利益を得ている投資家がリバランスを行うには、5％を超える現金の無リスク・リターンを確保できる今が絶好の機会です」と、Bankrate.comのチーフ・ファイナンシャル・アナリスト、グレッグ・マクブライド氏は述べている。

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