米国市場の展望：テスラは一時10％近く急落　ダウ平均は53ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は53.41ドル高の42507.53ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が64.32ポイント安の18217.73で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は4.96ポイント安の5775.09。

トップニュース
米9月PPI、前月比0％上昇と予想下回る
●米労働省が11日発表した9月の卸売物価指数（PPI）は前月比0％上昇、市場予想の0.1％上昇を下回る。前期は0.2％上昇。
●エネルギー価格は月間で2.7％下落、食品価格は1％上昇。
●食品とエネルギー価格を除いたコアPPIは、予想通りの0.2％上昇、前月は0.3％上昇。

米大手銀決算
●大手銀行の決算シーズンは、 $ジェイピー・モルガン・チェース (JPM.US)$ と $ウェルズ・ファーゴ (WFC.US)$ の数字で今日幕を開ける。
●投資家たちは、ここ数年取り組んでこなかったこと(連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ)の影響を分析することになるだろう。銀行の収益と貸出利ざやがどうなるかが注目される。
●その前に、米国株式先物と国債は下落し、ドルはほとんど変化していない。
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FRBの進路
●昨日発表された米消費者物価指数（CPI）は予想を上回り、米連邦準備制度理事会（FRB）の3人の高官は動じることなく、FRBが利下げを継続する可能性を示唆した。
●しかし、ラファエル・ボスティック氏は異例中の異例で、データが適切であることを示すなら、「会合をスキップして」緩和を一時停止することに全く問題はないと述べた。
●本日、FRBのオースタン・グールスビー、ロリー・ローガン、ミシェル・ボウマンが講演する予定。
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ロボットタクシー登場
● $テスラ (TSLA.US)$ は、待望のロボットタクシーのプロトタイプを公開した。サイバーキャブと名付けられたこのタクシーは、2026年に生産が開始され、車両価格は30,000ドル程度になる可能性があると述べた。
●テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）はまた、カリフォルニア州バーバンクで開催された発表会で、20人もの人を乗せることができると語った未来的な外観のロボバン・コンセプトと、人型ロボット「オプティマス」の最新版を披露した。
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景気刺激策への期待
●週末には、中国が景気浮揚のために2830億ドルもの新たな財政刺激策を実施するとの期待に注目が集まるだろう。
●財務相の発表が予定されており、中国が長年の債務による景気拡大（特に不動産とインフラ）の後、どこを支援するのかの手がかりが得られることになる。
●ルネッサンス・マクロのデグラフ氏は、中国株はあと50％上昇する余地があると見ている。