米国失業率上昇
2024年8月2日21:30に発表された米国失業率は前月4.1%に対して結果4.3%でした。
4ヵ月連続上昇です。
失業率が4.3%をつけるのは2021年12月発表4.2%以降、2年8ヵ月ぶりに高い数値です。
一般的に失業率が上昇するとき景気後退懸念が大きくなるため弱気になる所ですが米国は物価がやや高い状態にあるため必ずしも景気後退に陥るわけではありません。
景気後退に陥る可能性もありますが物価が高い状態で失業率が上昇すると長期金利の下落と物価下落が起きて経済が活性化される可能性があります。
物価が下がっている状態で失業率が上昇する。日本がデフレに陥った時のような状態では中央銀行は為(な)す術(すべ)ありません。
インフレ下にある米国では失業率上昇は経済にとってプラス材料になる可能性が残っているため判断が難しくなっています。
長期金利上昇で苦しめられたきた住宅市場は金利低下によって活気を取り戻す可能性があります。
同時刻に発表されたNFP(非農業部門雇用者数)(前月比)は前月17.9万人に対して結果11.4万人でした。
2ヵ月連続の減少です。
労働参加率は62.7%をつけて2ヵ月連続で上昇しています。労働参加率の上昇はインフレ沈静化に寄与します。
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コメント
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183528410 : マスゴミの様な煽りが無く、的確で冷静な解説ありがとうございます