テスラの「ロボタクシー」が登場 歴史に残るイベントになる？今後の株価パフォーマンスは？
米電気自動車（EV）大手 $テスラ (TSLA.US)$は、10月10日（日本時間10月11日）にロサンゼルス地区にあるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの映画スタジオで、待望のロボタクシー「サイバーキャブ（Cybercab）」の公開イベントを開催する予定だ。
テスラ株は過去4カ月間に43％超上昇し、今週において1日あたり3％以上の変動を示していた。テスラの株価動向は、10月10日に開催される「We, Robot」でのマスク氏のパフォーマンス次第だ。
歴史的に、 テスラの主要な新製品発表が株価の大きな変動につながることはよくあった。例えば、2016年3月にModel 3が発表された5日間、株価は12％上昇し、2022年にAIデーで人型ロボット「Optimus」が公開された5日間、株価は16％下落した。2024年9月5日にマスク氏が来年、Optimusの限定生産を開始すると発表したことで、株価は4％超急騰した。
木曜日に待望のロボタクシーが発表される前に、株価は引き戻されたように見えたが、火曜日引け後までに過去1ヶ月が14％近く上昇していた。
マスク氏は、これまでテスラを最大の電気自動車専門メーカーとして育ててきたが、既存の自動車メーカーからの参入が続く電気自動車を、これまで以上に販売することにはあまり興味がないのかもしれない。電気自動車価格の下落、アジア市場での競争激化、消費者需要の後退はすべて、テスラの収益率低下と目先の見通しの暗さの要因となっている。
マスク氏はここ数年、テスラの未来は人工知能(AI)とロボティクスに依存していると述べてきた。現在、テスラは伝統的な自動車製造から脱却させ、自動運転、ロボティクス、人工知能(AI)関連に焦点を移した。
だが、また厳しい競争に直面している。 $アルファベット クラスA (GOOGL.US)$の自動運転車部門「Waymo」はすでに米国の一部で有料の自動運転タクシーサービスを開始し $ゼネラルモーターズ (GM.US)$の「Cruise」と $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$の「Zoox」も大きく前進している。そのほか、 $バイドゥ (BIDU.US)$のロボタクシー・サービス「Apollo Go」が自国市場で進展していることから、国際市場の進出も計画していると言われている。
テスラは10月10日にロボタクシーの公開イベントを開催予定。自動運転技術の進化状況と事業展望を発表する予定だ。しかも、このロボタクシーに使用される車両は、既存モデルではなく専用のロボタクシー車両になると言われている。
マスク氏はロボタクシーを共有経済と自動運転の融合として構想している。テスラオーナーは、自分の車を自動運転タクシーのフリートに加えて収入を得ることが可能だ。マスク氏はこのモデルを「AirbnbとUberの融合」と言われて、この戦略はテスラに新たな収入源を開くと同時に、ライドヘイリング業界を変革する可能性がある。
8日、Truist Securitiesによると、テスラに対する「ホールド」の評価を再確認し、目標株価を236.00ドルに据え置いた。この評価は、2024年10月10日に予定されているテスラの「We, Robot」というロボタクシーイベントを見据えたものだ。
このイベントでは、新しいAIハードウェアとフルセルフドライビング（FSD）ソフトウェアのバージョン13を搭載した次世代ロボタクシーが公開される予定で、2026年後半のリリースを目指している。さらに、テスラはOptimusロボットの第2バージョンも発表する予定です。イベントの中心は、近い将来の新車モデル発表よりも、人工知能の進展に置かれるとされています。だが、Truist Securitiesによると、テスラは2025年に予定されている新車モデルを公開して参加者を驚かせれば、同社の株価に良い影響を与える可能性があると見られている。
Wedbushのアナリストであるダン・エイビス氏は、テスラに対する「買い」と評価し、目標株価を300ドルに据え置いた。エイビス氏の評価は、自動運転タクシーに潜在的な影響はより楽観的だ。
同氏は、「テスラは市場で最も過小評価されているAI銘柄で、マスクと彼のチームはこのイベントでゲームを変えるような自動運転技術を発表することを期待されている」と指摘した。
RBCキャピタルによると、テスラの今後のロボタクシー事業の可能性を引用し、目標株価を224ドルから236ドルに引き上げ、「アウトパフォーム」の評価を維持した。同社は、ロボタクシーが2040年までに最大1.7兆ドルのグローバル収益を生む可能性があると推測し、テスラの財務状況を大幅に改善すると見ています。
一方、みずほ証券は、潜在的な新しいEU関税に懸念を示し、テスラに対してニュートラルの姿勢を維持している。
ネルソン氏はテスラに対する「ホールド」と評価し、目標株価を240ドルに据え置いた。
アナリストは、テスラの戦略におけるロボタクシーとOptimusの重要性を指摘し、同社が製品により進んだAI技術を統合する方向へ移行していることを強調する。
テスラのAI技術の進歩に向けた継続的な取り組みと、それが将来の製品開発に与える影響は、投資家や業界関係者にとって引き続き注目点となっている。
テスラのAutopilotやFSD機能は、ロボタクシー発表会が予定される10月10日が近づく現在も、依然としてドライバーが運転に責任を持つADASの範囲を超えることができず、これらの機能を利用する際も、ドライバーはいつでも自分で運転できるように備えている必要がある。
テスラがロボタクシーをビジネスとして展開するためには、高い信頼性のある自動運転技術を提供することが求められる。しかし、上記のような状況では、それがいつ実現するのか、あるいは実現可能なのかはまだ不明だ。9月10日に行われた2024年第2四半期の決算報告では、マスク氏は投資家からの質問に対し、ロボタクシーがいつ展開できるかは、技術の進展と規制当局の承認次第だと述べた。
CFRAのアナリストであるギャレット・ネルソンによると、特にマスク氏自身によるロボタクシーの市場規模に関する過去の予測は、楽観的すぎることが証明されたと警告し、自動運転タクシーはまだ数年先であることを示唆した。
同氏は、「テスラは自動車技術会が認定するレベル4の自動運転、すなわち車両がすべての安全上重要な運転機能を実行し、走行中ずっと道路状況を監視する高度な自動運転の実現には、まだ長い道のりがある」と述べた。
したがって、10月10日にテスラがロボタクシーの発表イベントを行っても、それがすぐに生産に入ることや、事業開始が近づいているという話にはならないと考えておく方が良いだろう。イーロン・マスク氏が述べる将来の計画や期限に関する言葉には、多くの場合、楽観的な見通しが含まれている。
-この記事は一部自動翻訳を利用しています
出所：Yahoo Japan、Investing、Blooｍberg、moomoo
-moomooニュースKouchi
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コメント
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かなぶんちゃん : いやぁー、ホント楽しみだよなー。自動運転にオプティマス、イーロン率いるテスラの未来。インターネットやiPhoneが登場した時のように市場をゲームチェンジさせてほしい！
181418060 : イーロン・マスクの言葉を信ずれば痛い目に遭う。
181418060 : Tech Talks「Tesla AI chief explains why self-driving cars don't need lidar」By Ben Dickson-June28,2021
はテスラのAI を開発する主任が2,021年月28日に「どうして完全自動運転にはlidar（ライダー）が必要ないか」を説明しています。（テスラは多くの完全自自動運転を目指す企業、例えばGoogle率いるWaymoやGM率いるCruiseとは異なり、完全自動運転にはレーザーやライダーは必要ないと主張しています）重要なのはこの説明の後に続くコメント欄にて、米国人のAI分野の専門家を含む9名の読者が、その説明を批判して、テスラを揶揄する現実を日本人も知るべきです。上記の一文をGoogle検索して調べてください。
181418060 : どうしてイーロン・マスクは本国米国ではなくて「テスラ、FSDを欧州・中国で展開。2025年初頭までに」と嘯くのでしょうか？その理由も明白です。アメリカ合衆国の各州には運転免許センターに相当する施設として「Department of Motor Vehicles（DMV)」があります。DMVは公道の運転許可や運転免許証の更新を管理しています。自動運転に関連する資格試験についても「公文書」として公開しています。「Autonomous Vehicle Testing Permit Holders」をGoogle検索ください。これは自動運転走行試験許可証を保持している企業の一覧です。この文書には・Permits Holders(Testing with a driver) ・Permits Holders(Driverless Testing) ・Permits Holders（Deployment）の3つのカテゴリーがあります。「前者」はドライバーが同乗して公道を試運転する資格試験に合格した企業を示し、「中者」はドライバーなしで公道を試運転する資格試験に合格した企業、「後者」は前2者にも該当しており、自動運転の開発と公道での試運転を行う企業や団体に対して発行される許可を示します。「後者」の許可を持つ企業は、タクシー事業を商用サービスとして展開することが認可された企業です。「Permits Holders (Testing with a driver)」
テスラの名称あり（運転手が同乗して、公道を試運転することが認められた企業）「Permits Holders (Driverless Testing)」
テスラの名称なし。（運転者が同乗せずに、公道を試運転することが許可された企業）「Permits Holders (Deployment)」
テスラの名称なし。（タクシー事業を商用サービスとして展開することが許可された企業）の後者2者にはテスラの名称はありません。つまり、イーロン・マスクは10日10日のロボ・タクシー事業の発表を遅滞なく上手く誤魔化すために、本国アメリカではなくて、中国とヨーロッパでFSDを実施すると誇大広告してい急場しのぎの言い訳をしているだけなのです。大体、DMVが未だにテスラ車が「公道で自動運転レベル4（＝運転手なし）で試運転することを許可しないのは、未熟な自動運転レベル２の技術しか持ち合わせないテスラ車を野放して公道を試運転させることが「危険」であるから判断しているのが現実です。中国でもヨーロッパででもテスラ車が公道を自動運転レベル4（＝運転手なし）で走行することの資格試験があるはずです。米国でその試験に合格できないテスラが他の国の同種の資格試験に合格できるでしょうか？どの国でも歩行者に衝突するような企業に安易にその許可を出すと考えるのは楽観的です。
181418060 : 大体、人間が実現できない完全自動運転を目指すのであれば、人間の知覚では決して到達できない人間の能力を超越する英知や鬼才の実現を目指すのに「人間は目で運転するのであるから、目だけで十分（テスラの考え）」ではなくて、人間が単独で利用できない超音波を利して、獲物を捕獲する「コウモリ」や「イルカ」の超能力に着眼しないのか全く分からない。電気を発して獲物を探す電気ウナギの超能力に着眼するのもいいかもしれない。世界を席巻する中国のBYDとEV安売り合戦に勝利するために「カメラ」しか利用しないのがテスラの本音。