7月19日に発生した大規模システム障害は世界中で大混乱を巻き起こした。皮肉なことに、今回の障害はサイバー攻撃によるものではなく、サイバー攻撃から企業を守るサービスを提供するセキュリティ会社によって引き起こされた。業界大手の $クラウド ストライク ホールディングス A(CRWD.US$だ。同社による「Windows」ホスト向けのソフトウェア更新の不都合が世界的なIT障害につながった。
クラウドストライク株は19日に11%急落し、Windowsソフトを開発・販売する $マイクロソフト(MSFT.US$は一時2%安に。一方、クラウドストライクの競合である $パロ アルト ネットワークス(PANW.US$は2%上昇、小型株の $センチネルワン A(S.US$は8%上昇した。今回は未曾有ののIT大惨事で「泣く銘柄・笑う銘柄」について...
クラウドストライク株は19日に11%急落し、Windowsソフトを開発・販売する $マイクロソフト(MSFT.US$は一時2%安に。一方、クラウドストライクの競合である $パロ アルト ネットワークス(PANW.US$は2%上昇、小型株の $センチネルワン A(S.US$は8%上昇した。今回は未曾有ののIT大惨事で「泣く銘柄・笑う銘柄」について...
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AI半導体株が暴落に見舞われている。米国政府による対中半導体規制の厳格化に関する報道やトランプ氏の台湾をめぐる発言が売りにつながった。2つのニュースが重なった7月17日、エヌビディア株が6.6%下落し、TSMCは8.0%下落した。同日の決算発表でAIブームで受注残高の急増が明らかになったASMLも12.7%下落した。対中輸出規制強化の報道で同社が取り上げられたためだ。
振り返ってみると、半導体株をめぐっては「対中輸出規制」VS「AIブーム」の構図が続いている。7月17日の急落は、足元では前者に対する懸念が後者による恩恵期待を勝ったことを示す。この動きは短期的なのか、それともAIブームの終焉を示唆するのか。過去の経験や直近の業績動向から今後の見通しを考察する。両者のいずれかの勢いが勝るときに恩恵が及ぶ「棚ぼた3選」と「押し目買い3選」もピックアップした。
半導体株をめぐる「対中輸出規制」VS「AIブーム」
●短期: 「対中輸出規制」>「AIブーム」か
Bloombergは7月17日に、米国政府が...
振り返ってみると、半導体株をめぐっては「対中輸出規制」VS「AIブーム」の構図が続いている。7月17日の急落は、足元では前者に対する懸念が後者による恩恵期待を勝ったことを示す。この動きは短期的なのか、それともAIブームの終焉を示唆するのか。過去の経験や直近の業績動向から今後の見通しを考察する。両者のいずれかの勢いが勝るときに恩恵が及ぶ「棚ぼた3選」と「押し目買い3選」もピックアップした。
半導体株をめぐる「対中輸出規制」VS「AIブーム」
●短期: 「対中輸出規制」>「AIブーム」か
Bloombergは7月17日に、米国政府が...
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7月11日以降、政府による介入とみられる動きがあり、急激に円高が進行している。18日には円は対ドルで一時155円台に急騰した。米大統領選で優位となっているトランプ候補が米国の輸出産業に不利となるドル高・円安を批判しており、同氏が勝利した場合にはドル安政策が取られるとの観測から、円売りポジションの巻き戻しが発生している。一部マーケットアナリストからは、米国の景気減速により日米実質金利差が顕著に縮小しており、「円安は終わった」との声も出た。国内大手証券の為替ストラテジストはブルームバーグの18日早朝取材に対し、「(テクニカル分析の一つである一目均衡表の)雲の下限(155円49銭)を下に抜けるといよいよ調整が加速しそうで、6月4日安値(154円55銭)まで視野に入る」と指摘。ドル買い需要の底堅さが注視されている。
$USD/JPY(USDJPY.FX$
輸入による仕入れコストが業績に影響する食品・飲料・紙セクターを中心に、コスト高につながる円安環境の中でも業績拡大中の円高メリット銘柄をチェ...
$USD/JPY(USDJPY.FX$
輸入による仕入れコストが業績に影響する食品・飲料・紙セクターを中心に、コスト高につながる円安環境の中でも業績拡大中の円高メリット銘柄をチェ...
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13日の暗殺未遂事件を受けてドナルド・トランプ前大統領の再選への見方が強まり、市場では「確トラ」を想定した「トランプ・トレード」が進んでいる。
そこで国内の銘柄について、「確トラ」で追い風を受ける可能性のある5つのテーマとその関連19銘柄、および個別の1銘柄をピックアップする。
テーマ1:<防衛>
日本の防衛費負担増で関連銘柄に恩恵か
米国第一主義を重視するトランプ氏はNATO離脱をほのめかすなど、前大統領時代から同盟国を防衛するための米国の軍事負担の軽減と各同盟国による負担の増加を主張している。
日本にも防衛費の負担拡大を求める可能性が高いとみられており、既存の防衛関連企業を中心に需要が増えることが想定される。
◆ $三菱重工業(7011.JP$
防衛省防衛装備庁との取引額1位が指定席となっている。22年度の契約は157件、4591億円で、同庁の契約額全体の25.5%を占める。主な納入品目は、護衛艦や潜水艦、次期戦闘機など。
◆ $川崎重工業(7012.JP$
防衛...
そこで国内の銘柄について、「確トラ」で追い風を受ける可能性のある5つのテーマとその関連19銘柄、および個別の1銘柄をピックアップする。
テーマ1:<防衛>
日本の防衛費負担増で関連銘柄に恩恵か
米国第一主義を重視するトランプ氏はNATO離脱をほのめかすなど、前大統領時代から同盟国を防衛するための米国の軍事負担の軽減と各同盟国による負担の増加を主張している。
日本にも防衛費の負担拡大を求める可能性が高いとみられており、既存の防衛関連企業を中心に需要が増えることが想定される。
◆ $三菱重工業(7011.JP$
防衛省防衛装備庁との取引額1位が指定席となっている。22年度の契約は157件、4591億円で、同庁の契約額全体の25.5%を占める。主な納入品目は、護衛艦や潜水艦、次期戦闘機など。
◆ $川崎重工業(7012.JP$
防衛...
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「トランプ・トレード」が活発化している。週末のトランプ米前大統領の暗殺未遂事件を受け、同氏の返り咲きの可能性が高まったためだ。7月15日の米国株式市場では、トランプ氏当選の恩恵が期待できるエネルギーや金融、資本財が業種別上昇率でTOP3に並んだ。過去1カ月間の場合も3業種は騰落率上位に入っており、関連ETFへの資金流入は加速している。今回は、「トランプ・トレード」ETF版として米国上場のETFを取り上げる。
個別銘柄編は、7月15日付の「進撃のトランプ、株式市場席巻か?トランプ相場で勝ち組となるのは」を参照されたい。「トランプ・トレード」日本株版は、7月17日に掲載予定。
ETFへの資金フローは、「AIブーム」+「トランプ・トレード」を反映か
米国上場のセクターETFへの資金フローは、投資家が「AIブーム」+「トランプ・トレード」を織り込もうとしていることが伺える。
過去1カ月間の資金流入TOP5ETFを確認してみると、金融株ETFの $金融セレクト・セクター SPDR ファンド(XLF.US$、情報技術ETFの ...
個別銘柄編は、7月15日付の「進撃のトランプ、株式市場席巻か?トランプ相場で勝ち組となるのは」を参照されたい。「トランプ・トレード」日本株版は、7月17日に掲載予定。
ETFへの資金フローは、「AIブーム」+「トランプ・トレード」を反映か
米国上場のセクターETFへの資金フローは、投資家が「AIブーム」+「トランプ・トレード」を織り込もうとしていることが伺える。
過去1カ月間の資金流入TOP5ETFを確認してみると、金融株ETFの $金融セレクト・セクター SPDR ファンド(XLF.US$、情報技術ETFの ...
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$タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM.US$の業績が好調だ。7月10日に発表した6月の売上高は前年同月比で32.9%増加し、同月で過去最高を更新した。4-6月では売上高が前年同期比40%増加し、市場予想の35.5%増を大きく上回った。ファウンドリー(半導体受託生産)世界最大手であるTSMCの好調さは、ひとえにAI投資ブームが続いていることを示唆する。
TSMCの売上高は決算発表に先行して公表されるため、同社の売上動向はTSMCだけでなく関連企業にとっても業績の先行指数となる。サプライチェーンの観点からすると、TSMCの予想を上回る大幅増収は、下記2点を示す可能性が高い。
1)TSMCに発注する主要顧客のビジネスが堅調
2)TSMCだけでなく、その主要仕入れ先も好調
そこで今回は、TSMCの顧客と仕入先から日米の有力銘柄をチェックする。各社の直近の動向を交えながら業績見通しと株価の上...
TSMCの売上高は決算発表に先行して公表されるため、同社の売上動向はTSMCだけでなく関連企業にとっても業績の先行指数となる。サプライチェーンの観点からすると、TSMCの予想を上回る大幅増収は、下記2点を示す可能性が高い。
1)TSMCに発注する主要顧客のビジネスが堅調
2)TSMCだけでなく、その主要仕入れ先も好調
そこで今回は、TSMCの顧客と仕入先から日米の有力銘柄をチェックする。各社の直近の動向を交えながら業績見通しと株価の上...
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生成AIはコンピューターウイルスの作成をも容易にしており、サイバー攻撃が急増している。国内では今年、 $KADOKAWA(9468.JP$や $NTTデータグループ(9613.JP$といった大手企業に加え、徳島県などの自治体委託先など多くの組織が身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」の被害を受けた。身代金の支払いについては明らかにされていない。日本経済新聞によると、国内のケースでは「実際は3割が身代金の支払いに応じているとの調査もある」といい、組織が身を守るための「セキュリティ投資」は今後大きく増加しそうだ。米国でも6月下旬、全米自動車ディーラーと連携するCDKグローバルのシステムがサイバー攻撃で停止し、 $ゼネラル モーターズ(GM.US$や $トヨタ自動車(7203.JP$などの販売台数が減少した。AI時代の幕開けを迎え、日米で注目されているサイバーセキュリティ銘柄・ETFをチェックした。
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11日の日本株市場は上昇し、9日、10日に続いて3日連続で日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)がダブルで史上最高値を更新している。日経平均は初の4万2000円台に達した。
好調な市場をリードしているのが、上場来高値を更新中の銘柄だ。こうした銘柄をピックアップし、上昇余地をチェックする。
◆ $第一三共(4568.JP$:アナリストが「強気」の評価
第一三共はアナリスト14人による総合評価が18銘柄のうち唯一の「強気」で、10日終値はアナリスト平均の目標株価まで5.67%の上昇余地がある。アナリストの最高目標株価との乖離率は15.71%。RSIは70台には至っておらず、「買われ過ぎ」サインは出ていない。
◆ $第一生命ホールディングス(8750.JP$:PERとPBRに割安感
18銘柄の中で直近PERとPBRが最も低いのが、第一生命HDだ。直近PERは15倍に達しておらず、PBRは1.15倍にとどまっている...
好調な市場をリードしているのが、上場来高値を更新中の銘柄だ。こうした銘柄をピックアップし、上昇余地をチェックする。
◆ $第一三共(4568.JP$:アナリストが「強気」の評価
第一三共はアナリスト14人による総合評価が18銘柄のうち唯一の「強気」で、10日終値はアナリスト平均の目標株価まで5.67%の上昇余地がある。アナリストの最高目標株価との乖離率は15.71%。RSIは70台には至っておらず、「買われ過ぎ」サインは出ていない。
◆ $第一生命ホールディングス(8750.JP$:PERとPBRに割安感
18銘柄の中で直近PERとPBRが最も低いのが、第一生命HDだ。直近PERは15倍に達しておらず、PBRは1.15倍にとどまっている...
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170年の歴史を持つガラスメーカー、 $コーニング(GLW.US$が隠れAI株として急浮上。コーニングは7月8日に、生成AI向けの新しい光接続製品の好調を理由に、4-6月期のコア売上高(暫定値)を上方修正し、株価が12%急騰した。AIブームにおいて $エヌビディア(NVDA.US$以外への物色が広がる中、コーニングはユニークなAI銘柄として今後、さらに注目を浴びることとなりそうだ。
(コーニングの業績予想上方修正を受け、7月9日の日本市場では「電線御三家」の $フジクラ(5803.JP$や $古河電気工業(5801.JP$、 $住友電気工業(5802.JP$が買われた。6月7日付の「AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も」も参照されたい。)
そもそも、コーニングはどんな会社?
コーニングは、発明家・エジソンの電球のガラスケース作りから始まり、170...
(コーニングの業績予想上方修正を受け、7月9日の日本市場では「電線御三家」の $フジクラ(5803.JP$や $古河電気工業(5801.JP$、 $住友電気工業(5802.JP$が買われた。6月7日付の「AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も」も参照されたい。)
そもそも、コーニングはどんな会社?
コーニングは、発明家・エジソンの電球のガラスケース作りから始まり、170...
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半導体関連銘柄の急騰劇が落ち着きを見せる中、出遅れていた電子部品銘柄に物色が広がっている。特に注目されているのが、日本が競争力を誇る「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」だ。PCやスマートフォンデバイス内にAI機能を搭載する「エッジAI」による需要拡大や直近の貿易統計でセラミックコンデンサの輸出平均価格の顕著な上昇がみられることが背景にある。MLCCはスマートフォンでは1台に800~1000個程度使われ、パソコンやEV(電動自動車)、サーバーなどでも多用されるなど電子産業のコメとも呼ばれる。「受動部品」であるMLCCは蓄電したり電圧を安定させるなどの役割を担っており、「能動部品」である半導体デバイスを正しく稼働させるために欠かせない。つまり、AIの進化に伴って半導体とともにMLCCの需要も同様に拡大するとみられている。MLCCの材料を手掛ける銘柄なども含め、物色されている電子部品銘柄を確認した。
MLCCの世界シェアは日本勢が死守!
国内MLCCメーカーは製造装置などの内製化により、技...
MLCCの世界シェアは日本勢が死守!
国内MLCCメーカーは製造装置などの内製化により、技...
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ビットバレー投資家 スレ主 : お世話になっております。お問い合わせありがとうございます。moomooの個別銘柄ページの<分析>の項目をクリックしていただきますと、≺機関投資家統計>の項目にある≺詳細>から機関投資家の売買動向を把握することができます。どうぞよろしくお願いします。