アップル7％高！次のステップは時価総額で世界首位に？

11日、 $アップル(AAPL.US)$の株価は200ドルの大台に乗せて最高値を更新、終値は7.3％近く上昇、2022年11月10日以来最大の上げ幅、時価総額は約2150億ドル増加、1日の時価総額増加額としては同社史上最大となった。 アップル株は今年4月の安値から25％以上上昇し、テクニカルな強気相場に入った。今回の反発で時価総額は5000億ドル以上増加し、時価総額も3兆ドルに戻った。

アップルは10日、年次開発者向け会議「WWDC2024」を開催し、人工知能（AI）技術を使った新機能「アップルインテリジェンス」を搭載した一連のツールを初披露した。また、対話型AI「ChatGPT」の開発元であるオープンAIとの提携も発表した。AIブームの中でアップルが他のハイテク企業に比べ遅れていることを懸念していたが、最新のWWDCはその懸念を払拭した。

「WWDC2024」で待望の人工知能（AI）新機能を発表したが、株価は約2%安で終えていた。データによると、WWDC当日にアップルはアンダーパフォームになる傾向があるが、3ヶ月の期間では市場全体をアウトパフォームする傾向がある。歴史的に、アップルの株価はWWDC当日に市場は冴えない反応を示す傾向があるが、3ヶ月後に上昇する傾向にある。

投資銀行兼調査会社のDAデビッドソン（D.A. Davidson）のアナリスト、Gil Luria氏はアップルの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。今回発表されたAI新機能が次世代iPhoneの買い替え需要を喚起し、起爆剤となる可能性があると指摘。

同氏はまた、アップルは歴史的に後方互換性のない新機能を導入することで株価を上回ったことがあると付け加えた。例えば、5Gに対応した「iPhone 12」シリーズが発表された時、アップルの株価はアップグレードサイクルで3倍に上昇。アップル株価が過去1年から3年の間ほとんど変わっていないことを加え、アップルの株価は今後の製品サイクルにおいても強いパフォーマンスを示す可能性が高いと同氏は指摘した。

BofA証券はアップルの「買い」レーティングを維持した。

ウェドブッシュ証券のアナリスト、Dan Ives氏は、約2.7億台のiPhoneが4年間更新されていないと推計。

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