インド、石油・ガス開発鉱区の第10次入札を開始へ

インド炭化水素総局（DGH）は、石油・ガス鉱区の第10回入札ラウンドを8月か9月に開始すると発表した。最新の入札ラウンドには、13の堆積盆地にわたる25の鉱区が含まれる予定で、これらは探鉱・生産活動に不可欠なものである。提供される鉱区は、16,871平方キロメートルに及ぶ陸上鉱区から、浅海鉱区、さらには12,373平方キロメートルに及ぶ超深海鉱区まで多岐にわたる。

この動きは、多額の投資を誘致し、国内の石油・ガス生産を促進することを目的としている。

炭化水素探鉱・ライセンス政策（HELP）に基づく前回の第9回入札では、政府は、企業が十分な情報に基づいた意思決定を行えるよう、より詳細なデータを提供するため、期限を何度も延長した。外資系企業の反応が薄かったのは、補償や賠償の問題に対する懸念があったためで、インドはこの問題に取り組んでいる。

28の石油・ガス鉱区を対象とする第9回入札は、当初2月29日に締め切られる予定だったが、5月15日まで延長された。その後、インドは7月15日まで延長した。そして今回、8月31日まで延長された。

インド政府はまた、国内生産を強化し、輸入への依存を減らすために、承認時間の短縮に取り組んでいる。

世界第2位の石油輸入国であるインドにとって、石油・ガス産業開発への外国投資は非常に重要である。IEAによれば、インドは現在から2030年にかけて、世界最大の石油需要増加要因になるという。現在、インドは460万B/Dを輸入している。