今週の決算·経済カレンダー(4/8~4/12)決算シーズン突入!米CPIや決算が相場を動かすか?
今週のポイント
今週の日本株は続落する見通し。米国の早期利下げ観測が後退し金融政策の先行き不透明感が意識される中、日本株には下押し圧力がかかりやすい。一段と緊迫している中東情勢も、悪材料として意識されそうだ。また、国内外で金融政策への影響が大きい経済指標が発表される。米国の物価指標が上振れたり、日本の実質賃金減少が続いたりすれば投資家心理が悪化し相場の重しとなりそうだ。足元では米国の利上げ時期や回数を巡って思惑が交錯しており、経済指標や中銀からのメッセージに長期金利や為替が大きく刺激されることになると思われる。
今週の日本株は続落する見通し。米国の早期利下げ観測が後退し金融政策の先行き不透明感が意識される中、日本株には下押し圧力がかかりやすい。一段と緊迫している中東情勢も、悪材料として意識されそうだ。また、国内外で金融政策への影響が大きい経済指標が発表される。米国の物価指標が上振れたり、日本の実質賃金減少が続いたりすれば投資家心理が悪化し相場の重しとなりそうだ。足元では米国の利上げ時期や回数を巡って思惑が交錯しており、経済指標や中銀からのメッセージに長期金利や為替が大きく刺激されることになると思われる。
米国では今週、3月米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表される予定で、市場参加者の関心が集まる。CPIは1、2月に続いて予想から上振れすると、米金融当局の早期利下げに対する慎重姿勢が強まり、米金利上昇・米株安となりやすく、日本株も売り圧力が強まる可能性がある。ただ、コンセンサスとの多少のカイ離は既に相場に織り込まれているとも考えられる。一方、米金利の上昇により為替が円安に振れる可能性もあるが、既にドルが151円台で推移している中では「円安進行の余地も少なく、為替動向よりは米株に影響されやすい地合い」となりそうだ。
日本では2月の毎月勤労統計の発表が予定されている。実質賃金は前年比で1.3%の減少が市場で予想されており、マイナス幅は13カ月ぶり低水準に縮小した1月(0.6%減)から再び拡大する公算が大きい。物価上昇が続く中で実質賃金の減少傾向が確認されるようだと、消費など内需関連銘柄の足かせになりそうだ。また、12日に株価指数オプションの特別清算指数(SQ)算出も予定されている。日経平均の振れ幅も大きくなる公算が大きい。
今週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の緊迫化から株式市場の調整圧力が強まっており、リスク回避の動きが鮮明になった場合、円一段高の展開も想定される。緊張感が更に高まれば投資家のリスクオフ姿勢が一段と強まることが予想されるが、沈静化の兆しがみえた場合には株式などのリスク資産が選好されるとともにドルに買い戻しが入りそうだ。「イスラエル・イラン情勢や米金融政策への不透明感が高まるなか、今後1~2週間はリスク回避の姿勢が強まるかもしれない」との声もある。また、上昇基調を強める原油相場への警戒感も増している。ハマス・イスラエル紛争にイランの介入が警戒され、中東情勢の混迷を背景に原油相場が強含む。それにより世界的なインフレ懸念が強まり、主要中央銀行の利下げ観測は後退。
日米の企業決算の発表は今週からスタートする。米国株では金融株の決算が予定されている。国内では小売企業などの決算発表も徐々に始まる。決算でポジティブな反応が見られる銘柄が多く出てくるかに注目したい。 $セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$、 $ファーストリテイリング (9983.JP)$など小売り企業の決算発表が予定されている。好業績が示された場合は、内需セクターに物色が広がる可能性がある。決算と同時に株主還元策が発表されるとの期待感もあり、「内需セクターの個別物色が相場を下支えするかどうか見極めたい」との声が出ていた。また、日本では、2月締め企業の昨年12月-今年2月の業況は、自動車メーカーの検査不正による出荷停止の影響が見られるほか、スマートフォンなど民生電気製品の在庫調整も尾を引いている。
先週の相場ポイント
1.日経平均は2週続落、3万9000円台割れ
2.パウエル議長発言、全体的にトーンに変化なし ほかのFRB高官はタカ派コメント
3.テスラに迫る正念場、四半期納入台数が予想大きく下回る 競争激化などで4年ぶり減
4.アップル、1-3月急落で買い戻しに期待感!最悪期を脱するか注目
5.エネルギー株が連日人気化!原油に上昇圧力 再燃する地政学リスク
6.円は一時約2週間ぶり150円台、リスク回避の円買い
7.米3月雇用統計、1年ぶりの大幅増 米利下げの完全な織り込み時期が7月から9月に後退
先週の東京株式市場で日経平均は前週末比1377.36円(3.41%)安の3万8992.08円と、2週連続で下落した。週間下落幅は4ケタを超えて今年最大となり目先の調整局面入りを示唆している。米経済指標が景気の底堅さを示したことで利下げ観測が後退。新年度に入り利益確定を目的とした売りが出やすかった上、週後半には中東情勢が緊迫しリスク回避ムードも強まった。
1.日経平均は2週続落、3万9000円台割れ
2.パウエル議長発言、全体的にトーンに変化なし ほかのFRB高官はタカ派コメント
3.テスラに迫る正念場、四半期納入台数が予想大きく下回る 競争激化などで4年ぶり減
4.アップル、1-3月急落で買い戻しに期待感!最悪期を脱するか注目
5.エネルギー株が連日人気化!原油に上昇圧力 再燃する地政学リスク
6.円は一時約2週間ぶり150円台、リスク回避の円買い
7.米3月雇用統計、1年ぶりの大幅増 米利下げの完全な織り込み時期が7月から9月に後退
先週の東京株式市場で日経平均は前週末比1377.36円(3.41%)安の3万8992.08円と、2週連続で下落した。週間下落幅は4ケタを超えて今年最大となり目先の調整局面入りを示唆している。米経済指標が景気の底堅さを示したことで利下げ観測が後退。新年度に入り利益確定を目的とした売りが出やすかった上、週後半には中東情勢が緊迫しリスク回避ムードも強まった。
米経済指標について、2月のJOLTS求人件数は前月からほぼ変わらずだった。3月のADP米民間雇用者数は予想を大きく上回り、昨年7月来で最大の伸びとなった。労働市場の底堅さが改めて鮮明となった。ISM製造業総合景況指数は市場予想に反し、2022年9月以来の活動拡大を示した。市場は利下げ期待をさらに後退させている。5日発表の3月の米雇用者数はほぼ1年ぶりの大幅増となり、失業率は低下した。力強い労働市場が景気を押し上げていることを示し、市場の利下げ期待はさらに後退している。米短期金融市場で、米利下げの完全な織り込み時期が7月から9月に後退している。一方、ISM非製造業景気指数は2カ月連続で低下、投入価格指数が4年ぶりの低水準となり、FRBのインフレ対策が失速する恐れがあるとの懸念を和らげる。
$テスラ (TSLA.US)$四半期納車台数の発表を控えて数カ月前から売りがかさんでいた。2日発表した第1四半期の納入台数は4年ぶりに前年実績を下回り、下方修正された予想さえ大きく下回った。主要市場で新興企業や既存の競合との競争で苦戦を強いられたほか、需要減退に直面した。値下げの効果が薄れつつある様子も示唆している。株価も一時7%超下落した。投資家の間では底打ちが切望される中、テクニカル分析では150ドルが重要な節目として注目されている。一方で直近の下落を踏まえ、株安が極限に達した兆候が見え始めているとの見方もウォール街では出てきた。
年初来12%のマイナスに沈む米 $アップル (AAPL.US)$株価もここにきて最悪期を脱するかに注目が集まっている。第1四半期のリターンはおよそ10年ぶりのさえない結果に終わった。アップル株が売り込まれたことで利益を得た空売り筋には、持ち高を巻き戻す動機が生まれている。テクニカル分析のアナリストによれば、アップル株価は押し目買いを狙った取引が急増するであろう水準に迫っている。また年初からの出遅れで、アップル株は他の大手テク銘柄と比べて割安に見えるかもしれない。S3パートナーズの分析によると、アップル株は今年、空売り銘柄として2番目に利益が大きく、空売り筋はアップル株の空売りで24億ドルの含み益を得ている。足元で空売り残高の規模に大きな変化はないが、昨年の水準からは減少した。
「資源・エネルギー」という範疇で投資マネーを誘引している。1日にイランの在シリア大使館周辺がイスラエルによる空爆を受けたことに対し、イランが対抗措置を示唆しており、地政学リスクが高まるなか、原油価格が急上昇。WTI価格が約5カ月半ぶりの水準に上昇。また、OPECプラスが減産を維持し、景気低迷する中国の需要底入れも意識され始めた。BofAグローバル・リサーチは、24年の原油価格予想を上方修正した。「足もとで物色の流れに変化が生じている。目先は世界的なインフレ気配でエネルギー周辺株に投資マネーの視線が移った」と指摘する声が出ていた。コモディティ価格の高騰が目立つ。原油市況や金価格の高騰はもとより銀や銅、アルミ価格も揃って急上昇しており、FRBが一段と利下げに慎重になることへの警戒感も高まっている。また、地政学リスクの高まりから逃避需要で円買いが強まり、円相場は5日、一時約2週間ぶりに1ドル=150円台に上昇した。
パウエルFRB議長は3日の講演で、最近の雇用とインフレの指標は予想を上回っているとしつつ、FRBの政策を巡る全体像を大きく変えるものではないとの認識を示した。これを受け、金は木曜日に過去最高を記録した。だが、ほかのFRB高官からは前回のFOMC後、インフレ高止まりへの懸念や利下げの先送り、実施回数の減少を見込む声が増えている。
アトランタ連銀のボスティック総裁は利下げについて、第4四半期に開始するのが適切との見解を示した。同氏は年内に0.25%ポイントの利下げ1回を見込んでいる。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレ鈍化の進展が滞る場合、年内の利下げは必要なくなる可能性があると指摘。リッチモンド連銀のバーキン総裁も講演で「誰もインフレ再燃を望んでおらず、FRBは時間をかけるのが賢明だ」と利下げ判断を急がない姿勢を強調。一方、クリーブランド連銀のメスター総裁は、金融当局が利下げを開始するのに必要な確信の水準に今後数カ月のうちに近づく可能性があるとの見解を示した。
出所:MINKABU、Bloomberg、investing、トレーダーズ・ウェブ、ウエルスアドバイザー、ロイター
出所:MINKABU、Bloomberg、investing、トレーダーズ・ウェブ、ウエルスアドバイザー、ロイター
ーmoomooニュースSherry
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コメント
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Beginner_ : いつも助かる
182076928鬼平 : 良識ある判断ですね!
181338057犬心久美子 : すこぶる️勝手な個人的意見ですが、各データも、徐々に数値が低下して落ち着きつつも
時にはFRBの意に反して上がってしまう事もありますよ。だから毎回あと数ヶ月様子を視たいと言うのは分かる。しかし、だんだん予想が
後へ後へと押されズレ込んでる。
ならば️今年利下げは無い〜1回と️市場が
織り込んでしまい、サッサと通常の行動を
して売買したり、順張りなり、逆張りなり、
C FDなりダブルインバースなり、レバなり、
短期なり、押し目なり其々得意な事しながら
行けば良いと思う。先週後半のアメリカマーケットの急落の要因には、中東情勢と、カシュカリさんの一言でガクっと下がった。
彼は連銀で今年、投票権はない。
日本市場より、ある意味、投資家心理のメンタルが弱いかも
カードローン滞納や、商業用ビル不振、
西海岸での万引き被害額が何兆円規模にも関わらず、警察は一定金額以下の万引き被害額には
いちいち、対応してないから無法な無防備状態。先延ばしのアメリカ政府財務の問題、
アメリカが関わり面倒見てる地政学リスクの
予算等、、挙げればキリが無いほど懸念すべき事あるのにね。大統領選挙と言う世界一注目される大イベントも控え、今、アメリカ
ナーバスかもしれないが、アメリカが先頭に立ち、元気にになってくれなきゃ
ドル札崩壊、アメリカ分断、アメリカ終わる
そんな事言ってるYouTuber沢山居るけど、
ご丁寧に、
ちゃんとデータや予測までの上でね。
グローバルサウスの時代だとか、
BR I CSが席巻とか、世界統一通貨だとか
それならそこの圏内でやれば良い事。
地球が滅びない限りは
米ドルの張り巡らす血流は止められない。
又️良いフェーズがやってくる。
アメリカ頑張れ日本も頑張れ️
だから何、、支離滅裂で分からなくなりました。ごめんなさい
鬼氣麒麟 : せめて昨日の朝の情報じゃないと(NYダウ戻してる)
プーの助 : ちなh