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【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?

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moomooニュース米国株 コラムを発表しました · 07/10 05:50
米労働統計局が7月11日木曜日の21時30分(日本時間)米6月消費者物価指数(CPI)を発表する予定。ゴールドマン・サックスによると、6月の消費者物価指数(CPI)はインフレのさらなる鈍化の兆候を示すと予想され、最近の米失業率の予想外の上昇と相まって、9月の米FRBによる利下げ期待をさらに高める可能性がある。
市場予想によると、エネルギー価格中古車価格の下落により、6月も全体的なインフレ率は引き続き鈍化する。具体的には、総合消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%から3.1%へ鈍化するが、前月比では0.0%から0.1%へ上昇すると予想される。変動の激しい食品とエネルギー部門を除いたコアCPIは、5月に3年ぶりの低水準となる3.4%まで低下したが、今回はさらなる進展はなく、前月比で0.2%、前年比で3.4%と横ばいと予想される。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
FRBは、これらの重要な指標の他に、サービスインフレの動向も注視している。特に、住居費を除いたサービスCPIのコア指標は今年に入ってから加速しており、5月には前年比5%を記録。FRBは、インフレに対する慎重姿勢を緩める前に、この指標が少なくとも2ヵ月連続で低下するのを確認するのが理想的だろう。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
米CPIを受け、米国株はどう動くか?
JPモルガンは、今週の米CPIを6つのシナリオに分けS&P500種株価指数がどのように反応するかを予想した。CPIコア指数は前月比で0.15~0.2%上昇するというのが、JPモルガンのトレーディングデスクが最有力視する予測だ。この場合、S&P500種は0.5~1%上昇すると予想。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
弱い米経済指標が相次ぐ
前回5月の米CPIコア指数ともに市場予想を下回る結果となった。総合CPI前年比3.3%上昇、3ヵ月ぶりの低水準となった。前月比は横ばい2022年7月以来の低水準となった。コアCPI前年比3.4%上昇2021年4月以来の低水準となった。前月比は0.2%上昇2023年10月以来の低水準となった。
先週発表された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数自体は予想を上回ったが、比較元の5月の数字が大幅下方修正されており、微妙な数字。失業率が予想外に悪化したことと合わせ、米雇用市場の鈍化を意識させるものとなった。
6月の米CPIの鈍化要因は?
インタラクティブ・ブローカーズのトーレス氏は、6月は食品価格、医療費、交通費、自動車保険料が上昇すると予想している。一方、エネルギー価格(ガソリンや 航空燃料を含む)エネルギーサービス価格(電気を含む)の下落は緩和要因になるとトーレスは考えている。また、新車・中古車や衣料品の価格も下がると予測している。
バンク・オブ・アメリカのアナリストは、新車価格の下落の影響もあり、商品価格全体が下落を続けると予想している。彼らは、新車の在庫が増加しているため、メーカーによる値引きや顧客優遇措置が増加していると書いている。また、今後数ヶ月の間に輸送コストが上昇すれば、コア商品価格は再び上昇する可能性があると付け加えた。
住宅インフレは鈍化の見込み
JPモルガンのタイラー氏によると、インフレ率低下の理由が住居費にあるかどうかが大事な点である。住居費はこれまで根強いインフレの原因で、これが有意に低下すれば広く歓迎され、さらなるディスインフレの兆候と見なされるという。
CPIの住宅価格(賃貸料や持ち家相当の費用を含む)は、インフレ率上昇の主な要因の一つだ。アナリストは、6月のCPIは若干の減速を予想している。
ゴールドマン・サックスのアナリストは月曜日、「新規入居者と既存入居者の賃料の格差が縮小を続けているため、住宅インフレは先月のペースから低下し、家賃インフレ率は0.36%、持ち家相当家賃インフレ率は0.39%に低下すると予想する」と述べた。バンク・オブ・アメリカのアナリストは、「今後数ヶ月の家賃とOERのインフレの冷え込みは、インフレ見通しに対するFRBの自信を強めるだろう」と述べた。
賃料は前月比0.4%増、前年比0.7%減 
Apartment Listによると、、賃貸市場は繁忙期の真っ只中にあるが、今年の繁忙期はそれほど賃料が上昇していない。全国の家賃中央値は5ヶ月連続で上昇したが、その上昇ペースは若干鈍化し、5月の前月比0.6%増に対し、6月は0.4%増となった。市場の低迷が続いていることを示している。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
6月のガソリン価格は下がる可能性が高い
5月から6月にかけてガソリン小売価格が大きく低下。米エネルギー情報局(EIA)調査による全米全種平均で1ガロン当たり5月の3.725ドルから6月は3.576ドルと、4%の大幅低下となっている。昨年は5月から6月にかけてガソリン価格が小幅上昇しているから、前年比ベースではかなりの低下となる見込みさだ。
6月の中古車価格は下落
6月の中古車卸売価格は5月に比べ下落した。マンハイム中古車価格指数(MUVVI)は196.1と、前年同月比8.9%の下落となった。季節調整により影響は緩和され、前月比0.6%減と2ヶ月連続のマイナスとなった。また、6月の調整前平均価格は5月比2.2%の下落となり、前年比10.0%の下落となった。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
6月CPIがすべて低下しても、FRBが利下げに踏み切るにはまだ十分ではない?
しかし、たとえ6月のCPI指標がすべて低下したとしても、FRBが利下げに踏み切るにはまだ十分ではないかもしれない。インフレ率はピークだった22年の9.1%から大幅に低下した。それでも米FRBは、利下げや金融緩和に踏み切る前に、インフレ圧力が目標に向かって緩和していることをより確信できるまで待っていると述べている。
パウエルFRB議長は9日、上院銀行委員会で証言を行った。最近のデータで「緩やかな進展」が見られたことを認めたが、さらなる進展が必要であることも示唆した。「さらなる良いデータが出れば、インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信を強められるだろう」と同氏は述べた。
シカゴのFedWatchツールによると、FRBが9月に初めて利下げを実施する可能性は77.1%年内に2回利下げを実施すると予想される。
【プレビュー】米6月CPI、さらなる鈍化予想 9月の利下げは確実か?
ーmoomooニュースSherry
出所:Bloomberg、CME FedWatch、moomoo、Apartment List、morningstar
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