東京市場サマリー：日経平均3日続伸　TOPIX見直しで採用候補が人気化

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比62.26円高の38633.02円、東証株価指数（TOPIX）が3.10ポイント安の2725.54で終了した。

トップニュース
ＴＯＰＩＸ見直しで採用候補が人気化、スタンダードのマクドＨＤ
日本取引所グループが19日に東証株価指数（TOPIX）の見直しを発表したことを受け、リニューアル後の指数への採用が期待される東京証券取引所スタンダードやグロース市場の主要銘柄に買いが集まった。20日の日本株市場で外食の $日本マクドナルドホールディングス(2702.JP)$は一時前日比4.6％高の6400円と２月９日以来、４カ月半ぶりの日中上昇率を記録。半導体製造装置向け減速機の $ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324.JP)$も5.7％高の4485円、オンライン銀行の $住信SBIネット銀行(7163.JP)$は3.9％高の2893円、歯科用品メーカーの $ナカニシ(7716.JP)$は6.8％高の2557円まで上昇する場面があった。
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注目銘柄
ニデックの株価反落　「報告書不備」再発防止策の発表も
$ニデック(6594.JP)$が反落している。一時、3.84%安の7244円まで下げた。生成AI関連の成長期待で株価が6月半ばごろから上昇基調にあったため、きょうは相場全体の地合い悪化もあって利益確定目的の売りに押されている。ニデックは19日、2024年3月期の内部統制報告書で不備があったことについて、是正に向けた再発防止策を実施したと発表した。岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは「一連の不備自体は以前から伝わっていたが、きょうは材料難でちょっとしたニュースにも反応しやすい。ガバナンス面の懸念があらためて意識されたことも売りに拍車をかけている」と指摘した。

ソフトバンクＧ孫社長、海外で大技狙いダイナミックに－投資戦略
$ソフトバンクグループ(9984.JP)$の孫正義社長は20日、国内通信子会社の株主総会に出席し、海外を中心に「次の大技を狙う。ダイナミックにやっていく」と、今後の投資戦略について語った。

中国ＥＶに対抗可能と三菱自社長－ＨＶ、アフターサービスが武器に
$三菱自動車工業(7211.JP)$の加藤隆雄社長は20日、存在感を増しつつある中国メーカーの電気自動車（ＥＶ）について「正直なところ脅威」だとした一方で、長年にわたって築いてきたサービスネットワークなどを活用していけば対抗していくことは可能だとの見方を示した。
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デンソー、トヨタ紡織や豊田通商など８銘柄の保有がゼロに－有報
$トヨタ自動車(7203.JP)$系の部品メーカー大手の $デンソー(6902.JP)$が保有する同じトヨタグループのトヨタ紡織や豊田通商を含めた８銘柄の持ち分がゼロになったことが20日分かった。デンソーの有価証券報告書によると、そのほか特定投資株式として持っていた豊田合成、日野自動車、愛知製鋼、東海理化、大同特殊鋼、ファインシンターの持ち分がゼロになった。