マグ7を凌駕、投資信託の主役に躍り出る銘柄は？

8月5日、株価暴落「ブラックマンデー 」の後、米主要指数 $NYダウ (.DJI.US)$、 $S&P 500 Index (.SPX.US)$の8月月間上昇率はほぼ2％だった。ダウ、S＆P500 Equal Weight 指数（ $インベスコ S&P 500 等ウェイト ETF (RSP.US)$）はまた、8月に高値を更新した。一方、 $Nasdaq Composite Index (.IXIC.US)$は1％未満の上昇にとどまり、「マグ7」に代表される $ラウンドヒル・マグニフィセント・セブン ETF (MAGS.US)$は8月に0.69％下落し、AI市場の活況もいくぶん冷え込んだ。

米投資信託の 「熱視線」もマグ7から離れている。Investor's Business Dailyがまとめた今月投資信託の株式購入ランキングによると、市場のローテーションの後、これらの大手機関はマグ7やAIセクターなどの人気米国株への追加投資を選ばず、代わりに他のセクターに目を向け、潜在的な成長株に投資した。

ゴールドマン・サックスのデータによると、7月初めS&P500指数の主要11セクターのうち7セクターから資金が流出していた。主に情報技術（IT）、コミュニケーション・サービス、生活必需品セクターで資金が流出した一方、一般消費財、エネルギー、公益、不動産などの景気循環株は買い越しとなった。同行は、ヘッジファンドが4週連続で情報技術株を売り越していることを強調した。また、ゴールドマン・サックスによると、世界のヘッジファンドは8月に5カ月連続で株式を売り越し、そのペースは2022年3月以来最も速かったとロイターが確認した。

$エヌビディア (NVDA.US)$は月曜日に3％以上上昇したが、同社はまだ50日移動平均線を10％下回っている。 $アップル (AAPL.US)$株も同社史上最大のアップグレードサイクルが始まると予想されるiPhone 16のリリースの後でも、同基準を下回っている。一方、ナスダックが先週の相場下落後、足場を固めようとしている中、 $ネットフリックス (NFLX.US)$の株価が50日移動平均線を上回っている。

投資信託の月間購入総額ランキングでは、動画配信大手ネットフリックスが6億8200万ドルの資金流入でトップとなった。米製薬大手 $イーライリリー・アンド・カンパニー (LLY.US)$が6億6700万ドルの資金流入で2位となった。

さらに、3位の米保険グループ大手 $ダブリューアール・バークレー (WRB.US)$（5億9800万ドル）、廃棄物処理会社 $リパブリック・サービシズ (RSG.US)$（4億9100万ドル）、大手ヘルスケア企業 $ユナイテッドヘルス・グループ (UNH.US)$（4億1600万ドル）にも多額の資金が流入した。

$コストコ・ホールセール (COST.US)$株にも3億4400万ドルの資金流入でトップ6となった。8月29日、コストコ株は「マグ7」のメンバーである $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$と $テスラ (TSLA.US)$を凌ぐ上昇した。

その他、先進の防衛ソフトウェア、ソリューションを構築・提供の $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$は、投資信託の中でも依然として人気が高い。月曜日、パランティアは9月23日にS&P500種株価指数に採用されるとの報道を受けて14％急騰した。
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