【朝イチ報】総選挙は市場にとって最悪の結果？！政局巡り不透明感　円売られ1ドル＝153円近辺

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●【東京株式相場予想レンジ】3万7500円-3万8000円(25日終値3万7913円92銭)
●衆院選、与党過半数割れで市場に不透明感
●アルファベット傘下ウェイモ、56億ドル調達
●マスク氏とプーチン氏の対話、調査が必要＝NASA長官
●ボーイング、NASAとの宇宙事業の売却検討＝関係者
●BHPとヴァーレ、ダム決壊事故巡り当局と和解 320億ドルで
ーmoomooニュースMark

◇25日の米株式相場はまちまち。ダウ工業株30種平均は5日続落、S&P500種指数はほぼ横ばいだった一方、ナスダック総合指数は続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回りソフトランディング期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、ダウは $マクドナルド (MCD.US)$の下落が重しとなったほか、長期金利上昇を警戒した売りに下落に転じ、終盤にかけて下げ幅を拡大した。一方、ナスダックは来週の主要ハイテク企業の決算に期待した買いに終日堅調に推移し、まちまちで終了。セクター別では、不動産管理・開発が大幅上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。
◇28日の東京株式市場は、日経平均は下値模索の動きが予想されるが、売り一巡後は下げ渋り前日終値近辺で強弱観を対立させる可能性がある。

トップニュース
衆院選、与党過半数割れで市場に不透明感
●各社報道によると、27日に投開票された衆議院議員選挙は、自民党と公明党の与党が計215議席にとどまり、過半数の233議席を割り込んだ。躍進した立憲民主党は148議席となった。
●今後、自民や立憲民主は、28議席を獲得した国民民主党などとの新たな連立政権の枠組みを模索することになるとみられる。少数与党が一部の政党と部分連合を組む可能性もある。
●石破茂首相は続投を表明しているものの、勝敗ラインとしていた与党での過半数に届かなかったことから、責任問題に発展する可能性もある。
●11月26日までに召集される特別国会で新たな首相が決まる予定だが、当面は政局を巡る不透明な状況が続くことになる。

アルファベット傘下ウェイモ、56億ドル調達
米グーグルの親会社 $アルファベット クラスC (GOOG.US)$傘下の自動運転車開発会社ウェイモは25日、直近の資金調達ラウンドで56億ドル（約8500億円）を調達したと明らかにした。ベンチャーキャピタル（VC）のアンドリーセン・ホロウィッツなど既存の投資家が参加し、応募額は目標を上回った。

マスク氏とプーチン氏の対話、調査が必要＝NASA長官
米実業家で資産家のイーロン・マスク氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の密談が、米航空宇宙局（NASA）上層部の注目を集めている。NASAは、マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXに重要な任務の遂行を委ねている。ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）は24日、マスク氏が2022年終盤から定期的にプーチン氏に接触していると報じた。

ボーイング、NASAとの宇宙事業の売却検討＝関係者
苦境に陥っている米航空宇宙大手 $ボーイング (BA.US)$は、長年にわたり米航空宇宙局（NASA）と協力してきた宇宙事業の売却を検討中だ。トラブルに見舞われた宇宙船「スターライナー」や、国際宇宙ステーション（ISS）への支援業務も含まれる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

BHPとヴァーレ、ダム決壊事故巡り当局と和解 320億ドルで
オーストラリアの資源大手 $BHPグループ (BHP.US)$とブラジルの同業 $ヴァーレ (VALE.US)$は25日、2015年のブラジルでの鉱滓（こうさい）ダム決壊事故に関して、和解金320億ドル（約4兆8700億円）で同国当局と合意し署名した。事故では19人が死亡し、河川が400マイル（約640キロメートル）以上にわたり汚染された。