【朝イチ報】エヌビディア５日続伸、次世代AI半導体の省エネ性アピール　マイクロソフト、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ

moomooユーザーの皆様～おはようございます！本日朝イチ報のキーポイントはこちら。
●【東京株式相場予想レンジ】3万9200円-3万9600円(8日終値3万8937円54銭)
●エヌビディア５日続伸、「AIサミットDC」で次世代AI半導体 「ブラックウェル」の省エネ性アピール
●マイクロソフト、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ コンセンサス予想が高過ぎると指摘
●ハリケーン「ミルトン」によるリスクが最も高い保険銘柄は
●ペプシコの7-9月期、売上高が予想下回る 見通し下方修正
●ロブロックスが下落 ヒンデンブルグが空売りを明らかに
●ボーイング、Ｓ＆Ｐが格付けをジャンク級への引き下げ方向で見直し 株価への影響は限定的
●米国株リスクオンへ？的中率100％の景気後退指標「サーム・ルール」が反落！出遅れ半導体株への買い続く？
ーmoomooニュースKei　　

◇8日の米株式相場は反発。ハイテク株が米国株の幅広い上昇を主導。「マグニフィセント・セブン（ハイテク大手7社）」銘柄が全て値上がりして取引を終えた。
◇S&P500種業種別指数では、エネルギーが2.5％余り下落。イスラエルがイランの石油施設を攻撃するとの観測が後退し、原油先物が6営業日ぶりに4％反落した影響を受けた。
◇９日の東京株式市場で米国株上昇を受け日経平均株価は反発する見通し。今週は日本時間10日夜に米９月消費者物価指数（CPI）の発表を控えており、朝方の買い一巡後は様子見ムードが広がることが想定される。

トップニュース
エヌビディアが上げ幅を伸ばす 次世代AI半導体「ブラックウェル」の省エネ性もアピール
8日米国市場では台湾の鴻海が世界最大のエヌビディア「GB200」施設を建設すると発表したことで $エヌビディア (NVDA.US)$株に買いが先行していたが、エヌビディアが同日「AIサミットDC」と呼ばれるワシントンでのイベントに出席し、次世代AI半導体「ブラックウェル」のエネルギー効率の高さをアピールしたことも材料視された。同社は、オープンAIの「GPT-4」ソフトウエアを開発するのにブラックウェルが必要とする電力は3ギガワット(GW)だと説明。このプロセスは10年前なら5500GWの電力が必要だったという。
関連記事：エヌビディアが５日続伸 台湾の鴻海が世界最大のエヌビディア「ＧＢ２００」施設を建設

マイクロソフト、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ コンセンサス予想が高過ぎると指摘
アナリストが $マイクロソフト (MSFT.US)$の投資判断を「中立」に引き下げた。コンセンサス予想が高過ぎると指摘している。オープンAIの損失がモデルに織り込まれていなかったため、売上高と1株利益の両方に対する期待が過度にポジティブになっているという。最大の懸念事項であるこれらの損失は、2025年度には20億-30億ドルに達する可能性があると分析している。

ハリケーン「ミルトン」によるリスクが最も高い保険銘柄は
●CNBCによると、米パイパー・サンドラーがハリケーン「ミルトン」が保険市場を変える可能性があると指摘。ミルトンは水曜日の午後か木曜日早朝にフロリダ州西部に到達すると予想されている。アナリストのポール・ニューサムは調査メモで、「この嵐は最大級の大災害となる可能性がある」と書いた。ニューサム氏は気象関連災害の大きなエクスポージャーを抱える銘柄として以下の銘柄を挙げた。 $オールステート (ALL.US)$、 $チャブ (CB.US)$ 、 $ヘリテージ・インシュアランス・ホールディングス (HRTG.US)$、 $プログレッシブ (PGR.US)$、 $ユニバーサル・インシュアランス・ホールディングス (UVE.US)$、アメリカン・インターナショナル・グループ。
●また、Market Watchによると、フロリダ州内での避難行動により、同州のガソリンスタンドの16％で燃料不足となっている。

ペプシコの7-9月期、売上高が予想下回る 見通し下方修正
米飲料・食品大手 $ペプシコ (PEP.US)$が8日発表した7-9月期（第3四半期、9月7日まで）決算は、売上高が市場予想を下回った。通期の業績見通しを引き下げたことも材料視されて、8日寄り付き前の時間外取引で同社株は約1％下落した。

ロブロックスが下落 ヒンデンブルグが空売りを明らかに
主に10代向けのオンラインゲーム開発の $ロブロックス (RBLX.US)$が下落。空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが同社株を空売りしていることをXへの投稿で明らかにした。ロブロックスは投資家、規制当局、広告主に対して、プラットフォーム上のユーザー数を偽り、主要指標を25-42%以上水増ししており、エンゲージメントの時間に至っては推定で100%以上も水増しされていると指摘している。

ボーイング、Ｓ＆Ｐが格付けをジャンク級への引き下げ方向で見直し 株価への影響は限定的
Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングは、 $ボーイング (BA.US)$の格付けをジャンク級（投機的水準）に引き下げる方向で見直す。引け後の発表によると、ボーイングはスト関連費用などにより、2024年に約100億ドルのキャッシュアウトが見込まれる。

米国株リスクオンへ？的中率100％の景気後退指標「サーム・ルール」が反落！出遅れ半導体株への買い続く？
米景気後退の的中率が100％のサーム景気後退指標（※、「サーム・ルール」指標）が8月の0.57から9月は0.50に低下した。10月4日に発表された9月の失業率が4.1％に改善したためだ。景気後退に対する不安が解消され、4日は株高・債券安のリスクオンの展開となった。中でも出遅れの半導体株の上昇が目立った。