エヌビディア、アップル抜き世界2位に！分割前に株価1500ドル超えあるか？！

米国東部時間水曜日（5日）、「AIの帝王」 $エヌビディア (NVDA.US)$は5.16％上昇し、1224.40ドルと再び過去最高値を更新した。 時価総額も3兆ドルを超え、 $アップル (AAPL.US)$を抜いて $マイクロソフト (MSFT.US)$に次ぐ世界第2位となった。

エヌビディアの時価総額は2023年5月に半導体企業として初の1兆ドルを突破すると、わずか約3ヶ月で2兆ドルから3兆ドルに上昇した。エヌビディアはまた、時価総額3兆ドルの壁を突破した史上3社目となった。

エヌビディアは、人工知能（AI）ブームが勃発して以来、株価も業績も市場予想を大きく上回り、ウォール街で最も注目される銘柄となっている。しかし、これだけ強力な上昇が長期間続くと、エヌビディアに終わりは来るのだろうかと心配する声が聞こえてくる。多くのウォール街のアナリストは、「まだ上昇の余地がある」と答えた。

ウォール街は引き続き楽観的
バンク・オブ・アメリカのアナリストは最近、エヌビディアの目標株価をウォール街の目標株価の上限である1500ドルに再び引き上げた。同行は、エヌビディアの成長見通しが割高を正当化すると述べた。

ウォール街、少なくとも今のところエヌビディアのリードは揺るがない。AIのワークロードを強化するチップに関しては、ライバル企業はエヌビディアに追いつくことができない。

エヌビディアの直近の決算報告では、より先進的なチップであるブラックウェル（Blackwell）が今年後半に予定されているにもかかわらず、顧客が既存のH100チップを買い占めていることが示されている。大手ハイテク企業の設備投資見通しでは、AIコンピューティング・インフラへの支出は従来の予想よりもさらに増える予定だ。

強気相場はいつまで続く？
アナリストによるエヌビディアの今年度の純利益予想の平均値は、前年度の300億ドルから650億ドルに跳ね上がった。過去1ヵ月だけでも、これらの予想は10％上昇している。しかも、エヌビディアの利益は伸びているだけでなく、利益率も増加している。アナリストらは、エヌビディアの粗利益率は2年前の59％から今年度は76％に上昇すると予想している。

エヌビディアの株価は比較的高い水準にあり、今後12ヶ月間の予想利益の39倍となるが、2023年5月の決算報告前の60倍を大きく下回っている。この指標の変化は、アナリストの予想利益が株価を上回るペースで上昇していることを示している。

Jonestradingのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は、株価収益率（PER）が32倍であるマイクロソフトのような他の大手ハイテク企業と比べて、エヌビディアは魅力的であると述べた。

エヌビディアの株価を追跡している72人のアナリストのうち、65人が「買い」と評価し、「売り」と評価しているアナリストはいない。エヌビディアに強気でないアナリストでさえ、エヌビディアの株価は現在バブル状態にあるとまだ考えているものの、「並外れた製品を持つ偉大な企業」と評している。