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今週の決算·経済カレンダー(2/12~2/16)決算終盤戦と米CPIに注目! AI相場は「第2幕」へ?

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moomooニュース米国株 コラムを発表しました · 02/09 06:44
今週のポイント
今週の日本株は上値の重い展開となりそうだ。日米株式市場がともに高値圏にあり米国のインフレ景気動向を見極めようと買い手控えムードが広がりやすい。半面、国内の企業業績は堅調で、下値も限られる。
今週は米消費者物価指数(CPI)が最大の注目点。指数の内容次第では、米FRBによる早期利下げ観測が後退し、不安定な値動きとなる可能性がある。ただ、米経済のソフトランディングへの期待が高まっており、インフレ落ち着きへの期待も根強い。市場予想を少々上振れても米国株が大きく崩れることはなく、日本株への影響も限定的となるだろう。また、日本株はバリュエーション面では割高とは言えず、業績も堅調だ。中期的な基調の強さは変わらない。半面、大きく予想を上振れるとFRBの利下げ観測が後退する懸念があり、米国株主導の株価調整リスクがある。その他、1月の小売売上高や米1月PPI(生産者物価指数)などがある。結果を受けた米長期金利の動向には気を揉むことになると思われる。
今週のドル・円は上昇が見込まれる。市場の注目は米CPIに集中している。市場予想よりも強い結果となった場合、利下げ織り込みが一段と後退して節目の150円を超える公算が大きい。また、日銀が金融緩和策の正常化に踏み出したとしても引き締めには慎重な姿勢を貫くとみられ、日米金利差が開いた状態が当面続くとの見方から円が売られやすくなっている。ただ、150円台に乗せると日本政府・日銀による円買い介入が警戒され、ドル円相場が失速する可能性がある。また、今週に発表される米経済指標が市場予想を下回った場合もドル買いが鈍りそうだ。
また、今週の決算発表は終盤戦となるが、週明けには $東京エレクトロン (8035.JP)$の決算を消化するほか、 $日本たばこ産業 (2914.JP)$ $ソニーグループ (6758.JP)$ $楽天グループ (4755.JP)$などが予定されている。
足もとでは半導体関連株への一極集中相場が続くが、今後の焦点は今週15日の $アプライド・マテリアルズ (AMAT.US)$、そして大本命である21日の $エヌビディア (NVDA.US)$の決算発表だ。今後も「長期トレンドとしての半導体株物色は続く」(市場関係者)とみられるものの、目先的には半導体絡みのイベントはピークアウトが近づきつつあるとも見える。徐々に相場の物色内容も分散化へと向かう場面も想定しておくべきなのかもしれない。
今週の決算·経済カレンダー(2/12~2/16)決算終盤戦と米CPIに注目! AI相場は「第2幕」へ?
先週の相場ポイント
1.日経平均は続伸、大型株主導で一時34年ぶりの3万7000円台
2.エヌビディア、最高値を連日更新 ウォール街が目標株価を800ドルに引き上げ
3.トヨタ、最高値更新 最後の「売り」推奨がなくなる
4. 英アームが決算受け一時60%超上昇 AIブームまだ初期段階とCEO
5.ソフトバンクGが大幅高、決算や英アーム株高で AI相場は「第2幕」の様相を見せ始め
6.植田日銀総裁、マイナス金利解除後も「当面は緩和的」 内田副総裁と同様の見解を再表明
先週の東京株式市場で日経平均は前週末比739.4円(2.04%)高の3万6897.42円と、続伸した。個別物色の活況が続き、上方修正を発表したトヨタが日本企業で初めて時価総額が50兆円を超えた。ソフトバンクG大型半導体株が強く買われて、日経平均は9日に節目の37000円を超えてきた。
$トヨタ自動車 (7203.JP)$は足元でダイハツ工業などの子会社の認証不正問題の影響で通期の販売台数見通しを引き下げたものの、業績に大きな影響はないもよう。6日、今期の業績見通しを引き上げて株価が急上昇し、時価総額が日本企業で初めて50兆円を超えた。ドル換算では自動車メーカーで米 $テスラ (TSLA.US)$との差は2200億ドル程度まで縮小。このところのテスラ株の低迷電気自動車(EV)の減速を受けて、ハイブリッド車(HV)を強みとするトヨタに資金が流入しているとの指摘もあった。アナリストによる目標株価引き上げが続き投資判断で唯一残っていた「売り」推奨がなくなった
8日、内田副総裁がマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持していく姿勢を示したことを受け、円売りが強まりドル円は一時149.48円まで上昇、昨年11月末以来の高値をつけた。9日、植田日銀総裁は「緩和的な金融環境が続く可能性が高い」との見解を改めて表明した。
$エヌビディア (NVDA.US)$は、先週も騰勢が続き、史上最高値を更新したゴールドマン・サックスがAIブームによる収益押し上げを見込み、NVIDIAの目標株価を625ドルから800ドルに引き上げた大手クラウドサービスプロバイダーによる生成AIインフラへの継続的な投資顧客プロファイルの拡大複数の新製品サイクルにより、2025年前半まで一貫してデータセンター製品の収益が増加と指摘。
ソフトバンクG傘下の $アーム・ホールディングス (ARM.US)$が決算を受け一時60%超上昇。AIを巡る追い風で予想外に強気な見通しを示したことが好感された。レネ・ハースCEOはAIが並外れた好機を生んでいるとし、ブームはまだ初期段階だと述べた。生成AI絡みの需要でアームが買われるとともに $ソフトバンクグループ (9984.JP)$が半導体関連株として再評価され、8~9日、20%超上昇日経平均を押し上げた。また、第4四半期決算がAI関連サービスの需要拡大で増収となった米 $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$が6日、30%超上昇した。日本経済新聞によると、2023年に始まったAI相場は「第2幕」の様相を見せ始めた。「去年AIに注目が集まった時と似た状況が起きている。期待で買われている側面はあるが、決算で実際の業績の伸びが確認されて実態を伴った株高となっている」とフィデリティ投信の重見吉徳マクロストラテジスト。AI相場の「第1幕」がエヌビディアの急騰に代表される期待先行の買いだとすれば、今回の「第2幕」は好決算という実態を伴っており、内容が異なる。
出所:MINKABU、Bloomberg、investing、トレーダーズ・ウェブ、ウエルスアドバイザー、ロイター
ーmoomooニュースSherry
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