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今週の決算·経済カレンダー(2/26~3/1)日米物価指標に注目! エヌビディアの「AI祭り」まだまだ続く

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moomooニュース米国株 コラムを発表しました · 02/23 03:13
今週のポイント
今週の日本株は堅調な地合いが続き、日経平均のPER(株価収益率)は16倍台後半まで切り上がる余地があり、3万9000円台半ばの水準を試す展開が予想されている。大型ハイテク株が主導する株高の流れが継続し、中小型株にも買いが広がっていくとみられる。上昇基調が強い大型株よりも、出遅れ感のある中小型銘柄に機関投資家などの資金が流入しやすいという。もっとも、日経平均は史上最高値を更新したことから達成感も生じており、買い一巡後は利益確定売りに押される展開となりそうだ。
また、企業の決算発表がおおむね一巡し、目先は買い手掛かりが乏しくなる展開も否定できないが、生成AIの普及に欠かせない高性能半導体の需要を映したエヌビディアの業況は、製造装置や電子材料をはじめとする周辺分野の活発化を示唆する。日本企業の商機も拡大するとみられ、来3月期を意識した業績相場が勢いづきそうだ。米国では $セールスフォース(CRM.US)$などテクノロジー企業の決算が残っており、米株の動きを主導するだろう。
重要イベントを通過し達成感も広がりやすい状況の中、目先は国内外の景気動向と金融政策の先行きに市場の関心が戻ることになる。今週は、FRBが物価指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数が注目となる。13日発表の米CPI(消費者物価指数)や16日発表のPPI(生産者物価指数)がともに市場予想を上回る結果となったため、PCE価格指数が上振れすれば利下げ観測が一段と後ずれし、ドル・円を押し上げる材料となりそうだ。
日本では全国消費者物価指数(CPI)鉱工業生産指数が発表予定。12月まで2カ月連続で前年比の伸びが鈍化しており、この傾向が続くようだと日銀による金融政策の正常化観測が後退し、円売り圧力が強まる可能性もある。ただ、150円台後半から151円前後では日本の通貨当局による口先介入が警戒され、上値は重くなると見込まれる。一方、生産活動の復調が確認できれば、株式市場は好感するだろう。
今週の決算·経済カレンダー(2/26~3/1)日米物価指標に注目! エヌビディアの「AI祭り」まだまだ続く
先週の相場ポイント
1.日経平均は4週続伸、34年ぶりに史上最高値 最速上昇も過熱なく
2.エヌビディア純利益8.7倍!「AI祭り」まだまだ続く 地球上で最も重要な銘柄
3.AI旋風が地球一周!日米欧主要指数は過去最高値更新
4.東京エレクトロン時価総額3位、ソニー抜く
5.米リビアンとルーシッドが大幅安、24年生産目標、EV需要減退で期待外れ 「約6四半期で破産するだろう」とマスク氏
6.バフェット氏率いるバークシャー、株価が60万ドルを突破 1兆ドルクラブ仲間入りへ
7.米利下げ6月が軸に FOMC1月要旨、タカ派も市場想定内

先週の東京株式市場で日経平均は前週末比611.44円(1.59%)高の3万9098.68円と、4週連続で上昇した。 $エヌビディア(NVDA.US)$の好決算を受けて半導体関連株の主力級銘柄が総蜂起して全体指数を押し上げている。 $東京エレクトロン(8035.JP)$時価総額の国内順位は22日、 $キーエンス(6861.JP)$ $ソニーグループ(6758.JP)$ $日本電信電話(9432.JP)$を抜き、 $トヨタ自動車(7203.JP)$ $三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.JP)$に次ぐ3位に上がった。日経平均も34年ぶりに史上最高値を更新し、ついに新ステージに突入した。市場関係者からは「89年の最高値更新は、単なる通過点に過ぎない。遠からず4万円乗せも期待できるはず」とみる声は多い。ただ、4万円相場に向けては中堅銘柄も含め徐々に新たな物色展開が進むことも予想される。
一方、日経平均は最高値でも予想PERが16.5倍と、18倍強だったアベノミクス相場終盤のピークを下回る。上場企業の23年10-12月期決算発表を経て利益水準が切り上がってPERが抑えられている。急速な株高に「スピード違反」との声はあっても冷静な背景には、企業の稼ぐ力対比での過熱感の乏しさがある。足もとの日経平均株価採用企業の1株当たり利益は過去最高の水準にある。来期は10%前後の増益も予想されるだけに、「PER17~18倍まで買えば夏場に向け4万5000円前後も期待できるかもしれない」との声もある。
エヌビディア決算は想定以上に強い決算となり、株価上昇を正当化する一助となっている。純利益が前年同期比8.7倍、売上高は3.7倍で、ともに過去最高だった。注目のAIチップを取り扱うデータセンター部門の売上高と業績見通しも予想を大きく上回った。フアンCEOは「生成AIが転換点を迎えている。企業、業界、国を問わず、世界中で需要が急増している」と述べた。アナリストは「生成AIの市場は2032年までに1.3兆ドルに達する可能性がある。この分野の爆発的な成長は、ハードウェア、ソフトウェア、インターネット企業を今年も後押しするはずだ」と指摘。アナリストは相次ぎ目標株価を引き上げた。これを受け、同社株は22日、16%高に買われる鮮烈な人気を博した。世界の株式市場も活況を呈し、米国と欧州、日本で株式相場は22日、過去最高値を更新した。ゴールドマン・サックスはエヌビディアを「地球上で最も重要な銘柄」と呼び始めた。
一方、電気自動車(EV)の $リビアン オートモーティブ(RIVN.US)$ $ルシード グループ A(LCID.US)$が22日、それぞれ25%、16%と大幅安。市場は通期のガイダンスを嫌気しているようで、特に生産台数の見通しが予想を大きく下回ったことを嫌気している模様。イーロン・マスク氏は、『X』(旧ツイッター)への投稿で、「現在の軌道では、リビアンは約6四半期で破産するだろう」と述べた。
ウォーレン・バフェットが率いるバークシャーは新たなマイルストーンを達成した。バークシャーのクラスA株の株価が60万ドルを突破し、時価総額で米国株市場の7社目となり、テック業界外のトップ1でもある。株価の高騰は伝統業種を代表するこの企業の1兆ドルクラブ仲間入りを後押しし、これを実現するのはテック業界外で初めてのこととなる。また、バークシャー・ハサウェイは24日に決算発表する予定。
ドル・円については、21日、FOMC議事要旨でFRBのタカ派的な姿勢が再確認され、ドル買いが継続。22日、日銀の植田和男総裁が現状の日本経済について「デフレではなくインフレの状態」との認識を示したと伝わるとドル・円は失速した。
出所:MINKABU、Bloomberg、investing、トレーダーズ・ウェブ、ウエルスアドバイザー、ロイター
ーmoomooニュースSherry
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