NVIDIA、23年世界No.1に躍り出る？AI半導体で急成長

Nvidiaの2023年の売上高は、AIプロセッサーの強さにより、2022年の売上高のほぼ2倍になると予想される。

$インテル (INTC.US)$は過去21年間のほとんどの時間で半導体企業の首位を占めてきたものの、2017年、2018年、2021年は韓国のサムスンがNo.1だった。

急成長を遂げている半導体業界や数多くの新興企業にもかかわらず、2023年の上位10社はいずれも創業30年以上の「老舗企業」である。

その中、Nvidiaは創立30年の若い会社で、4位の $ブロードコム (AVGO.US)$（2015年に米アバゴが巨額で買収）は32年前に設立された企業である。 $クアルコム (QCOM.US)$は、携帯電話機向けICやライセンス収入を主な収入源として5位に成長した（ランキングにはクアルコムのIC収入のみ）。10位に占める $STマイクロエレクトロニクス (STM.US)$は1987年、フランスのトムソン・セミコンダクター社とイタリアのSGSマイクロエレクトロニクス社の合併により誕生した。当時のSTマイクロは、半導体メーカーの世界ランキング第15位で、企業規模も上位10社と比べるとはるかに小さかったが、買収・合併や戦略的提携、革新技術開発などを通して世界最有力メーカーの1つに成長した。

インテルは55年前に設立され、当初は記憶装置を販売していた。AMDは54年前にロジックICを製造する会社として始まった。現在、両社は主にマイクロプロセッサーを販売しており、PCマイクロプロセッサ市場の95％以上を占めている。

2023年の上位10社を1984年（SIが半導体市場の分析を始めた）の上位10社と比較すると、トップ半導体企業の相対的な安定性が見られるという。

一方、半導体業界の相対的な安定性は、1984年と2023年のトップ10企業の市場シェアで示される。1984年にTIは9.3％のシェアを占めて、2023年にNvidiaのシェアは約10.6%になる。1984年にトップ10企業の市場シェアは63％だった。2023年には約62％になるという。トップ企業は比較的安定しているが、業界全体は1984年の260億ドルから2023年には5,000億ドルまで、ほぼ20倍に成長してきた。