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エヌビディア「一人勝ち」の危うさ、分割の直前&直後は株価変動の可能性も?!

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 06/05 01:17
エヌビディア「一人勝ち」の危うさ、分割の直前&直後は株価変動の可能性も?!
AI半導体王者の $エヌビディア(NVDA.US)$ が好調だ。業績も株価も
エヌビディア株は5月22日に好決算と株式分割を発表した後、23%上昇した(6月4日まで)。その間、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.2%下落。つまり、ほとんどの半導体株は軟調で、エヌビディアの好業績や株高の恩恵を受けていない。
(上昇率2位の $コヒレント(COHR.US)$も新CEO就任という特殊要因が寄与)
エヌビディア「一人勝ち」の危うさ、分割の直前&直後は株価変動の可能性も?!
これは、前回の決算発表時と全く違う景色だ。前回はエヌビディアが32%上昇しただけでなく、SOX指数も12%上昇 $アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$ $マーベル テクノロジー グループ(MRVL.US)$ $マイクロン テクノロジー(MU.US)$ $タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM.US)$などAI関連株が1割~3割上昇したためだ。つまり、当時はAIブームの恩恵が半導体株全体に及んでいた。
エヌビディア「一人勝ち」の危うさ、分割の直前&直後は株価変動の可能性も?!
今回、エヌビディア「一人勝ち」になっているのはなぜか
一言でいうと、エヌビディアの決算が突出して好調で、株価のバリュエーションも妥当な水準にあったためだ。
しかしながら、エヌビディア以外のAI関連株の動きからすると、「AI相場は息切れか」と、素朴に問いたくなる。前回の決算発表時と比較した場合、半導体株は短期的には上昇一服、あるいはスピード調整の可能性があるかもしれない。
背景要因として、以下2点が挙げられる。
1)年初から株高(※)が続いたことによる利益確定売りの圧力
(※3月上旬~4月中旬は調整する場面もあったが、4月中旬以降は急反発)
2)米国の利下げ回数や景気動向をめぐる不透明感
うち2)は、投資家のリスク志向に影響を与える。たとえば、ここ数日の米国株の上値の重さは、経済指標(ISM製造業景況指数など)の軟調さが背景にある。今週末にかけて主要経済指標の発表が続く予定であることを考えると、多くの投資家はリスクを取りづらいかもしれない。
そうした中、エヌビディア株は6月7日(現地時間)に株式分割の権利最終日を迎える。5月22日以降の2割上昇は好決算に加え、分割の発表による部分もあったと考えられる。つまり、分割の実施を前に期待で買われてきた部分もあったかもしれない。そうならば、「期待で買って事実で売る」の投資格言に従い、一部の投資家は分割の実施日に利益確定売りを実施する可能性もあろう。今週末にかけて発表される経済指標が予想より弱い場合、 $エヌビディア(NVDA.US)$ 株は分割の直前・直後で株価変動を伴うことも予想される。
なお、moomoo証券がまとめた「米ハイテク株の分割後の騰落率」からも、「短期的に調整する可能性がある」ことが示されている。ただし、「長期的に株価は上昇している」ケースが多かったことが示唆されている。詳細は、「米ハイテク株、分割後の騰落率をチェック!NVIDIAはもう一段上昇か?分割前に押さえるべき5つのポイント」を参照されたい。エヌビディア社の最新動向については、「AIの「次の波」関連株は?エヌビディアCEOの発言で半導体が上昇!分割前の一大イベントで、フアン氏は何を語ったのか?」を参照されたい。
24年6月5日作成 マーケット・アナリスト Amelia
出所:会社資料およびBloombergよりmoomoo証券作成
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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