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全般相場は“夏枯れ”だが、個別物色機運は旺盛!

全般相場は“夏枯れ”だが、個別物色機運は旺盛!
 株式市場は完全に“夏枯れ”商状に陥っています。7月24~25日は世界的に猛烈な株安でした。サマーバカンスとあって、市場参加者が少ないのです。それと、「トランプトレード」の巻き戻しが起こっているのではありませんか。
 加えて、急騰を続けてきた半導体関連セクターの崩れ、アメリカ大統領選挙の不透明感、円高圧力(1円の円高は日経平均株価を約400円押し下げる→週末には1ドル=152円台に突入)が気迷いムードを増幅しています。ただ、日経平均株価は目先の底値ゾーンに接近してきたようです。
 人気銘柄の $ディスコ(6146.JP)$ $東京エレクトロン(8035.JP)$ $レーザーテック(6920.JP)$など主軸株の下げがきついですね。テクニカル的には目先の天井を形成しています。「カラ売りだッ」と叫ぶ人もいます。この局面では押し目買い厳禁です。米中貿易摩擦の激化(アメリカは対中輸出自粛を要請)が半導体業界に影を落としています。
 アメリカ大統領選挙は共和党のトランプ陣営(バンス副大統領候補)が有利に選挙戦を展開(銃撃事件が追い風に)、ウォール街では「トランプトレード」が始まっていたほどです。金融、防衛、資源・エネルギー、住宅などのフィーバーがそうです。
 しかし、バイデン大統領の選挙戦からの突然の撤退、ハリス副大統領(インド、ジャマイカ系の59歳、夫はユダヤ系)を後継指名したことによって状況は一変しました。トランプ氏は白人至上主義ですし、女性に人気がありません。
 賭けのオッズは7月中旬にはトランプ氏69%、バイデン氏26%でしたが、直近ではハリス氏が40%に急上昇しています。世論調査の支持率はハリス氏が優勢です。まあ、政治の世界は「一寸先はヤミ」です。11月5日の投票日直前まで情勢は混沌とするのではないでしょうか。
 為替の円高圧力はFRB(利下げ)、日銀(利上げ)の金融政策の違いだけではありません。基軸通貨のアメリカが「ドル高は困る」と言い出しています。マーケットでは来年には1985年9月の「プラザ合意」の可能性があり得る、との声が浮上しています。今月末の日銀金融政策決定会合が注目されます。
円高メリット関連セクターに加え、富士急行などを!
 この局面ではまず、円高メリットを享受できる $ニチレイ(2871.JP)$ $ニトリホールディングス(9843.JP)$ $神戸物産(3038.JP)$などをウォッチしておく必要がある、と考えます。内需関連の $三井不動産(8801.JP)$は狙えます。
全般相場は“夏枯れ”だが、個別物色機運は旺盛!
全般相場は“夏枯れ”だが、個別物色機運は旺盛!
 なにしろ、2022年3月には1ドル=115円前後だったのです。FRBは利上げを続け、日銀はゼロ金利政策を断行しました。バイデン政権は円安を容認しました。それが160円台の円安の要因でしょう。この巻き戻しが始まりそうです。
 指摘しているように、夏相場は波乱含みですが、個別物色機運は旺盛ですね。だからこそ、「森を見ず、木を見よ」(各論勝負)の投資戦術が不可欠、と主張しています。中・長期的にじっくり狙いたいのは株価が底値ゾーンの $新日本科学(2395.JP)$です。2025年3月期は減益予想ですが、2026年3月期は急浮上に転じます。
 急落中ですが、 $日本パレットプール(4690.JP)$は突っ込み買いのチャンスです。
全般相場は“夏枯れ”だが、個別物色機運は旺盛!
  $富士急行(9010.JP)$は出遅れています。現状の日本パレットプールの2025年3月期の4~6月期は大幅減益でした。しかし、物流の「2024年問題」を背景に、パレットの需要は急拡大する見通しです。
 富士急行は「富士山観光」(路線は大月~河口湖→最近は新宿発の特急が増便されている)というインバウンド関連(先に、箱根・芦ノ湖の遊覧船事業に進出)です。今後、箱根周辺の開拓を進めると思われます。
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