米国市場の展望：ビットコイン、週間ベースで今年最悪レベルの下落へ－ＥＴＦ需要失速　ダウ平均は7ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は7.31ドル安の39774.06ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が14.01ポイント安の16387.83で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は0.95ポイント高の5242.48。

テスラが時間外3％超下落、EV販売の伸び悩みによる中国での減産発表
ブルームバーグによると、 $テスラ(TSLA.US)$はEV販売の伸び悩みにより、中国での自動車生産を削減している。同社株は市場前取引で3％以上下落している。

アップル、中国で百度の生成AI利用を協議
米 $アップル(AAPL.US)$は中国で提供する端末に同国の検索エンジン大手、 $BIDU-SW(09888.HK)$（バイドゥ）の生成AI（人工知能）技術を利用することについて、百度と予備交渉に入った。 アップルは自社端末のモバイル機能に他社のAI技術を活用しようと、米グーグルや米オープンAIなどとも交渉を進めている。

負け組のアップルとテスラに押し目買い？
米株高をけん引してきた巨大テック大手７社のマグニフィセント・セブンに、「負け組」が浮上した。アップルとテスラの2社だ。両社の共通点を探ってみると、下落要因が浮かび上がる。それはつまり、1）足元の販売不振と成長への懸念、2）AIでの出遅れ感だ。

米マイクロン、利益率に改善の余地あり
米半導体大手 $マイクロン テクノロジー(MU.US)$は、価格上昇と利益率改善が続く限り安泰だ。UBSのアナリストらはマイクロンについて、生産能力を拡大する大きな計画がないため、価格が上昇し続ける可能性が高いと指摘。また、昨年のメモリーチップ市場の低迷からの脱出を続けるマイクロンにとって、利益率は極めて重要とみている。

ビットコイン、週間ベースで今年最悪レベルの下落へ－ＥＴＦ需要失速
暗号資産（仮想通貨）ビットコインは史上最高値から10％余り値下がりした。今年上場したビットコイン現物投資型上場投資信託（ETF）の購入意欲が弱まっていることが背景にあり、ＪＰモルガン・チェースのストラテジストらは、値下がりがまだ続くと警告した。10本のビットコイン現物ETFの３日間の資金流出額は、１月11日の上場以来最大を記録した。一方、ビットコインは４％下落し、週間ベースでは今年最悪の週の１つとなるペース。
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米国債の逆イールドが過去最長更新、景気後退の気配は見えず
米国債市場で、景気後退の予兆とされる長短利回り逆転（逆イールド）の持続期間が２１日で過去最長になったことが分かった。ただ足元の米経済は底堅さを維持しており、景気後退の気配は見られない。２年債と１０年債の逆イールドは２０２２年７月から続いている。ドイツ銀行によると、これが１９７８年に記録した６２４営業日を超えて最長に達したという。

金ファンドへの資金流入、約1年ぶり高水準＝ＢｏｆＡ週間調査
バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）の週間調査によると、２０日までの１週間は金ファンドへの資金流入が約１年ぶりの高水準となった。金価格が最高値を付け、投資家がキャッシュや株式から資金を移した。金ファンドへの資金流入は１１億ドルで、２０２３年５月以来最大。

米IPO、手探りの再開　調達額倍増もブーム期は遠く
米株式市場で新規株式公開（IPO）が回復の兆しをみせている。21日上場のオンライン掲示板運営の米レディットは終値が売り出し価格を48%上回った。2024年1〜3月期の米新規上場企業の資金調達額は前年同期から倍増した。過去のブーム期と比べるとIPOはなお活況には遠く、株高との落差も目立つ。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、ロイター、Dow Jones