米国市場の展望：米株で広がる物色対象、マグニフィセント・セブン頼みから脱却　ダウ平均は65ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は65.36ドル安の39410.54ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が93.52ポイント安の16335.30で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は14.66ポイント安の5219.52。

ＡＭＤとインテルが時間外で下落 中国政府が米国製マイクロプロセッサーとサーバーの使用制限と伝わる
$アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$と $インテル(INTC.US)$が時間外で下落。中国政府がコンピューターでの米国製マイクロプロセッサーとサーバーの使用を制限する新たな指針を採用したと伝わった。このルールは、両社の製品を徐々に現地の代替品に置き換えていくことを意味する。また、 $マイクロソフト(MSFT.US)$などが提供するソフトウエアも置き換えられる予定だという。

米株で広がる物色対象、マグニフィセント・セブン頼みから脱却
米国株式市場では、経済の先行きに対する安心感や米連邦準備理事会（ＦＲＢ）からのハト派的なメッセージを背景に、過去１年の値上がりを主導してきた超大型７銘柄「マグニフィセント・セブン」以外にも投資家が幅広く物色の手を伸ばそうとしている。セクター別で見ると、今年は金融やエネルギー、工業などが、年初来上昇率９．７％のＳ＆Ｐ総合５００種をアウトパフォーム。こうした動きは、ごく一握りの銘柄に相場を左右されてしまうとの懸念を和らげるものだ。
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中国ＣＡＴＬ、テスラと高速充電バッテリーで協力－ネバダで設備提供
世界最大の電池メーカー、中国の寧徳時代新能源科技（ＣＡＴＬ）は電気自動車（ＥＶ）大手の米 $テスラ(TSLA.US)$向けに、より高速充電が可能な電池の開発に取り組んでいる。テスラは市場シェアの防衛を図り、２万5000ドル（約378万円）以下のＥＶの投入を目指している。

アトランタ連銀総裁、年内利下げは１回のみと現時点で予想
アトランタ連銀のボスティック総裁は22日、今年の利下げは１回にとどまると現時点で予想していると明らかにした。利下げ時期は従来の予想より後ずれする可能性が高いとも述べた。
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ＩＰＯ復活か、レディットやガルデルマ口火－まだ時間かかるとの声も
新規株式公開（ＩＰＯ）が復活しているかもしれない。先週は長期にわたり休眠状態にあったＩＰＯ市場にとって重大な分岐点となった可能性がある。米テクノロジー企業の $レディット(RDDT.US)$と $アステラ・ラボ(ALAB.US)$、スイスの製薬会社ガルデルマ・グループが実施したＩＰＯでは、投資家の需要が殺到し、株価が急伸した。これはＩＰＯ復活を期待する投資家がまさに望んでいた展開だ。

円相場151円台、介入「トーンアップ」も先安観揺らがず
外国為替市場では円相場が1ドル=151円台と今年の安値圏で神経質な動きを続けている。1990年以来34年ぶりの152円台が視界に入るなか、日本の通貨当局が円買いの為替介入に動くとの思惑が高まっている。25日には神田真人財務官が介入に向けたトーンをアップしたとみられるものの、どこ吹く風と言わんばかりに円の先安観が揺らぐ様子はみえてこない。
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ボーイング、時間外で3％高　カルフーンＣＥＯが辞意表明
取引開始前に $ボーイング(BA.US)$のカルフーンＣＥＯが年内一杯で辞任すると表明した。年内は同社を引き続き率いるとし、アラスカ航空の事故に対応するとしている。民間航空機部門を率いるディール氏も辞任するという。新たな同部門の責任者にポープ氏が指名された。株価は上昇の反応を示している。

米連邦航空局、ユナイテッド・エアラインズに厳しい制約検討－関係者
米連邦航空局（ＦＡＡ）は、最近事故が相次いでいる米 $ユナイテッド エアラインズ ホールディングス(UAL.US)$の事業拡大を抑制するため、新規路線の追加を禁止するなどの厳しい措置を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

ゴールドマン､プラス15％の商品リターンを今年予測－利下げで好影響
ゴールドマン・サックス・グループは、欧米の中央銀行が利下げに動く中で、工業需要と消費者需要が支えられ、商品相場は今年上昇すると24日のリポートで予測した。サマンサ・ダート氏を含むアナリストらによれば、借り入れコストが低下し、製造業が回復する一方、地政学的リスクが根強く残る状況で、 2024年は商品がプラス15％のリターンを残す可能性がある。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、ロイター、MINKABU