米国市場の展望：「劇的な」上昇遂げたリスク資産から撤退を－BofAハートネット氏　ダウ平均は19ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は19.35ドル高の34964.82ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が12.23ポイント安の14101.44で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は1.31ポイント高の4509.55。

「劇的な」上昇遂げたリスク資産から撤退を－ＢｏｆＡハートネット氏
テクニカルおよびマクロ経済的な逆風が強まっているため、投資家は最近大きく上昇したリスク資産を手放すべきだと、バンク・オブ・アメリカ（BofA）のマイケル・ハートネット氏がアドバイスした。BofA独自の「ブル・ベア」指標は過去５週間、逆張りの買いシグナルを発しているという。歴史的に、この買いシグナルが始まってから株価は中央値で１－３％上昇しており、今回のＳ＆Ｐ500種のターゲットは4500になる。ハートネット氏は「これより上の水準」での売りを推奨した。16日は4508で引けた。

米国債、９月は外国人投資家が売り越し－2021年５月以来
米財務省のデータによると、外国人投資家は９月に17億ドル相当の米国債を売り越した。売り越しは2021年５月以来。７－９月の外国人投資家の買いは20年３－５月以来の低水準だった。米国債の買い手として重要な中国と日本はいずれも９月に保有額を減らした。中国の保有残高は過去１年間で最も大きく減少し、日本は３月以来の低水準に落ち込んだ。日本の投資家は代わりに、より高い利回りを提供する米国のエージェンシー債を積み増した。

ウォルマートＣＥＯ、向こう数カ月に米国で「デフレ」の可能性指摘
世界最大の小売業者 $ウォルマート(WMT.US)$の最高経営責任者（ＣＥＯ）が16日、決算電話会議で「デフレ」という言葉を使った。ダグ・マクミロンＣＥＯはアナリストとの電話会議で、「米国において、今後数カ月にわれわれはデフレに見舞われるかもしれない」と語った。

米国株、年末ラリーの舞台は整ったか
株式投資家は一足早いクリスマスプレゼントを手にしている。米企業の好調な7-9月期（第3四半期）決算と低下傾向にある米インフレ率だ。だが、こうした好材料はすでに織り込まれており、利回りが高い債券との厳しい競争もあるため、例年に比べると季節的な株高の余地は少ない。

半導体装置｢中国向け｣4割超　7~9月世界9社、底入れ鮮明
世界の半導体製造装置企業の業績底入れ感が強まってきた。大手9社の2023年7〜9月期決算（一部8〜10月期）は8社で売上高・純利益が4〜6月期を上回り、10〜12月期も緩やかに回復が続く見通しだ。中国の非先端半導体への積極投資が需要を下支えしているが、中国向け売上高比率は4割超に達しており、地政学リスクもくすぶる。

9月の世界半導体販売1.9%増　7カ月連続で増加
米国半導体工業会（SIA）が発表した9月の世界半導体販売額は前月比1.9%増の448億9千万ドルだった。前月を上回るのは7カ月連続。前年同月比では4.5%減だったものの、減少率は月を追うごとに縮小している。

米ＭＭＦの資産残高、過去最高の5.73兆ドル－２週連続で記録更新
米国のマネー・マーケット・ファンド（ＭＭＦ）の資産残高は２週連続で過去最高を更新した。５％を超える金利や債券市場のボラティリティー上昇を受け、投資家が安全資産に向かった。