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「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 06/28 03:28
$マイクロソフト(MSFT.US)$が今月18日、画像生成や瞬時での翻訳といったAI処理をネットやクラウド環境がなくても端末側で行うことができる「AIPC(AIパソコン)」を発売し、話題を呼んでいる。セキュリティーなどの観点からネットやデータセンターなどを介さないAI処理「エッジAI」への需要が高まっていることが背景にある。AIPCにはCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)に加え、省電力性・高速性が高くAI処理に特化した半導体チップ(プロセッサ)、「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」が搭載される。米大手チップメーカー3社が、特にこのNPUの開発で熾烈な競争を繰り広げているところだ。
$クアルコム(QCOM.US)$は、真っ先にマイクロソフトが求めるNPUの性能基準を満たし、デビュー機での搭載を勝ち取った。クアルコムのNPU、「Snapdragon X」シリーズは、 $アーム・ホールディングス(ARM.US)$設計で毎秒45兆回の演算回数を誇る。これに対し、 $アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD.US)$は演算回数毎秒50兆回のNPU「Ryzen AI 300」を、 $インテル(INTC.US)$毎秒48兆回の「Lunar Lake」を今年中に発売する予定で、巻き返しを図る。こうしたNPUの需要拡大や、エッジAIの進展で恩恵を受ける可能性がある国内銘柄を探った。
NPUに注力する米大手3チップメーカーの国内サプライヤー、関連銘柄は?
クアルコムのサプライヤー
$山一電機(6941.JP)$ $ソフトバンクグループ(9984.JP)$(Snapdragon X は、傘下のアームが設計)
アドバンスト マイクロ デバイシズのサプライヤー
$イビデン(4062.JP)$ $新光電気工業(6967.JP)$(ブルームバーグデータによる関係サイズ順、以下同)
インテルのサプライヤー
$東京エレクトロン(8035.JP)$ $イビデン(4062.JP)$ $新光電気工業(6967.JP)$ $レーザーテック(6920.JP)$ $信越化学工業(4063.JP)$ $SCREENホールディングス(7735.JP)$ $アドバンテスト(6857.JP)$ $ディスコ(6146.JP)$ $荏原製作所(6361.JP)$ $SUMCO(3436.JP)$ $東京応化工業(4186.JP)$、JSR、 $AGC(5201.JP)$ $東レ(3402.JP)$ $ニコン(7731.JP)$ $三菱瓦斯化学(4182.JP)$ $ローム(6963.JP)$
上記3チップメーカーのサプライヤーのうち、年初から40%以上上昇しているが、アナリストの目標株価までの乖離が15%以上あり、上昇余地が見込まれる銘柄
$山一電機(6941.JP)$
クアルコムが主な顧客
半導体検査用ソケット大手。AIデータセンター向けコネクタも。クアルコムが主な販売先で売上高の2割弱を占める(23年3月期有価証券報告書より)。生成AI向けソケットが好調。需要拡大を受け、フィリピンと千葉県佐倉市の工場の生産能力増強。半導体市場回復を受け、25年3月期連結売上高は前期比26.3%増の460億円、純利益は142.7%増の50億円を見込む。証券会社アナリストの目標株価データなし。28日終値3330円からアナリストの目標株価4000円までの上昇余地は20.1%   
▼山一電機の27年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
$荏原製作所(6361.JP)$
主な顧客はインテル、TSMC
半導体ウエハーを研磨するCMP(化学的機械研磨)装置で世界シェア2位。24年12月期連結売上収益(売上高)は、前期比8.9%増の8270億円、純利益は0.9%増の608億円を見込む。地域別売上高は、中国、その他アジアが3割、日本が4割、北米欧州が2割弱。28日終値2543.5円からアナリスト平均目標株価3020円までの上昇余地は19.7% 
▼荏原製作所の27年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
年初来で大幅上昇している(45%以上)注目度の高いエッジAI関連2銘柄もチェック!
$フィックスターズ(3687.JP)$
エッジAIアプリの開発環境提供
省電力、高速化技術に強みを持つソフトウェア会社。エッジAIアプリの開発環境を販売。顧客はキオクシアやルネサスエレクトロニクスなど。量子技術関連事業も拡大中。連続で最高純利益を更新中で、24年9月期の売上高予想は前期比13.7%増の80億円、純利益予想は7.1%増の15億5000万円。前期ROEは28.8%と高い。国内証券1社のみが2月末時点で目標株価2400円で「アウトパフォーム」とレーティングしている。
▼フィックスターズの25年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
$ヘッドウォータース(4011.JP)$
製造工場向けエッジAI
企業向け生成AIソリューション、デジタルトランスフォーメーションサービスを提供。マイクロソフトとの提携で、製造工場向けにエッジ生成AIソリューションを開発。5月21日、独シーメンスAGと米半導体エヌビディアの技術を活用し、産業用エッジ生成AIソリューションを開発と発表。有利子負債ゼロ。24年12月期連結売上高は前期比26.5%増の29億円、純利益は121.8%増の1.5億円の見込み。証券会社アナリストのカバレッジはない。28日終値(11640円)からモーニングスター適正株価(16324.84円)までは、40.25%の上昇余地がある。 
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
NPUメーカーのサプライヤー・エッジAI関連銘柄の年初来騰落率
「AIパソコン」の進化加速!搭載の「新AI半導体」メーカー支える国内期待2銘柄は?
-moomooニュースKathy
出所:各社IR資料、四季報、日本経済新聞、ブルームバーグ、moomoo
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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