クラウドストライク急騰!出遅れサイバーセキュリティに見直し機運!上昇余地大きい銘柄は?
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サイバーセキュリティ大手の $クラウド ストライク ホールディングス A(CRWD.US$ )は6月10日に7.3%上昇し、急騰した。S&P500指数入りが好材料となった。 $エヌビディア(NVDA.US$ が分割後の初取引で株価が期待より芳しくなかったことも影響したとみられる。
クラウドストライクはサイバーセキュリティ株の代表格として注目度が高い。クラウドストライクの急騰ぶりは、サイバーセキュリティ株にとって見直し買いの契機にもなりそうだ。サイバーセキュリティなどのソフトウェア株はエヌビディアを筆頭とする半導体株に比べて出遅れ感があるためだ。Bloomberg記事によると、「ヘッジファンドは先週、AIブームの恩恵を受ける半導体株を売る一方、ソフトウェア株を買い漁った」。出遅れ修正を狙った買いは既に入っているようだ。
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今回はソフトウェア株のうち、サイバーセキュリティ株に特化し、まだ上昇余地があり、業績見通しも良好な銘柄をピックアップした。銘柄の抽出条件は、下記の通り。そのうち、3銘柄については最新動向や投資ポイントをまとめた。
1)iShares Cybersecurity and Tech ETF(IHAK)のトップ10構成銘柄
2)今年度の1株当たり利益成長率見直しが15%以上
3)目標株価との乖離率が5%以上
2)今年度の1株当たり利益成長率見直しが15%以上
3)目標株価との乖離率が5%以上
![(注:クラウドストライクの場合は1月決算のため、25年度と26年度)](https://sgsnsimg.moomoo.com/sns_client_feed/181000001/20240611/109ae9d7605b4d26f5acb51d2ba94d9f.png/big?area=105&is_public=true)
AIネイティブのセキュリティ市場拡大の恩恵に期待
●クラウドストライクは6月4日に好決算を発表したばかり。6月24日からはS&P500指数入りする予定。好材料続きで、株価はついにレンジから上放れした。S&P500指数入りに伴うパッシブ運用からの資金流入を踏まえると、株高は続くかもしれない。
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●クラウドストライクはサイバーセキュリティ製品・サービス会社。世界トップ銀行20行のうち15行、フォーチュン100社のうち65社が同社の製品・サービスを利用している。
●創業以来他社に先駆けてサイバーセキュリティにAIを活用してきており、今年3月にエヌビディアと戦略的パートナシップを発表。クラウドストライクの会社資料によれば、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOはパートナシップ発表時、「NVIDIAの高速コンピューティングと生成AIをCrowdStrikeのサイバーセキュリティと組み合わせることで、企業は前例のない脅威に対する可視性を獲得し、事業をより適切に保護できるようになる」と述べたという。
●クラウドストライクは6月5日の決算説明資料で、AIネイティブのセキュリティ・プラットフォームの市場TAM(実現可能な最大の市場規模)は2028年に2024年の1,000億ドルから2,250億ドルに達する見通しだとし、大きな事業機会を見込んでいる。
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●パロアルトはネットワーク用セキュリティソリューションのプロバイダー。同社の「Prisma SASE」は業界で最も包括的なSASEソリューションで、AI搭載SASEでは業界をリードしている。
SASEはSecure Access Service Edgeの頭文字を取ったもので、セキュリティとネットワークを一体化して提供するサービス。
●5月下旬に、 $IBM(インターナショナル ビジネス マシーンズ)(IBM.US$とパートナシップを強化し、AIを活用したセキュリティ・オファリングを共同提供すると発表。具体的な一例として、IBMはサイバーセキュリティおよびAIセキュリティのビジネス拡大に向け、同社のプラットフォームをポートフォリオに追加し、セキュリティ・サービスを強化する。
●5月の決算説明会ではSASE市場の規模は非常に大きく、AIセキュリティのTAMは150億ドルを上ると見込んでいると説明。AI革命により、企業のトラフィックの半分がパブリッククラウドに移動せざるを得なくなったとした。
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●チェックポイントはインターネットセキュリティ会社。AIを活用したクラウド型サイバーセキュリティプラットフォームのリーディングプロバイダー。
●インフィニティ(包括的なセキュリティ製品)およびメールセキュリティの強い需要を背景に業績は安定的に拡大している。
●今年1月末に、第一世代の「Infinity AI Copilot」を発表。既にプレビュー版を提供しており、今年第2四半期は正式に発売する予定となっている。
なお、個別銘柄よりリスク分散が効くETF投資も有効と考えられる。サイバーセキュリティ株のETFである $Ishares Cybersecurity And Tech Etf(IHAK.US$ は、クラウドストライクやパロアルト、チェックポイントなどが主要構成銘柄となっている。
24年6月11日作成 マーケット・アナリスト Amelia
出所:会社資料およびBloombergよりmoomoo証券作成
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