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エヌビディア、時価総額世界一が射程に!決算控え、株高の5つの条件整う

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 10/22 03:36
エヌビディア株が史上最高値を更新し、「王者帰還」の勢いとなった。10月21日に株価が4%上昇したことで時価総額は3.5兆ドルを超え、再び首位のアップル(3.6兆ドル)に迫ってきた。エヌビディアはかつてiPhoneモーメントを作ったアップルを超えて、米国で最も”価値”のある企業になる可能性が出てきた。
株価の重石となっていた懸念要因が払拭され”株高の条件”は再び整ってきたようだ。
エヌビディア「王者帰還」
$エヌビディア (NVDA.US)$ が10月21日に上場来高値を更新し、143.71ドルで引けた。6月20日に株価が140ドル超えを付けた後、調整が続いたが、ついに「王者帰還」の勢いをみせた。
出所:Bloomberg
出所:Bloomberg
10月21日に株価が4%上昇したことで時価総額は3.5兆ドルを超え、再び首位の $アップル (AAPL.US)$ に迫ってきた。AI投資ブームの恩恵がこのまま続けば、エヌビディアはかつてiPhoneモーメントを作ったアップルを超えて、米国で最も”価値”のある企業になるかもしれない。
エヌビディア、時価総額世界一が射程に!決算控え、株高の5つの条件整う
なお、10月21日の米国株式市場は長期金利の急上昇を嫌気し、S&P500指数が小幅ながら下落し、主要ハイテク株も総じてさえなかった。地合い軟調のなか、エヌビディアが史上最高値を更新したのは、エヌビディア自身のファンダメンタルズによるものだった。
エヌビディアの”株高の条件”整う
1)バリュエーションは低下し、成長性を加味すると割安感も
エヌビディアの予想PER(株価収益率)は、6月中旬に高値を付けた際は約44.2倍で過去5年平均の40.7倍を上回っていた。10月21日時点では史上最高値を更新しても予想PERは約38.6倍で、過去5年平均を下回る。
エヌビディア、時価総額世界一が射程に!決算控え、株高の5つの条件整う
エヌビディアのバリュエーションは、その成長性を考慮すると、他の大手テック大手より魅力度が増してきている。
2)主要顧客によるAI向け投資拡大は継続か
今回の決算発表シーズン序盤では露光装置大手の $ASMLホールディング (ASML.US)$ の受注残高急減を受け、AI向け投資の減退懸念が生じた。しかし、AI半導体の受注生産を担うTSMCの決算内容はその懸念を払しょくする内容となった。もっとも、ASMLの軟調な決算内容も主に非AI関連が弱いためであり、AI関連は好調だと示した。
なお、 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$ は旺盛な需要を背景に、2024年通期の売上高見通しを再び上方修正した。経営陣は決算説明会で、「2025年の設備投資は今年を上回る公算が非常に大きい」と説明。AI重要の持続について懸念が生じているなか、同社CEOは「需要は本物だ。まだ始まったばかりだと信じている」と述べた。
エヌビディアの主要顧客である $マイクロソフト (MSFT.US)$ $メタ・プラットフォームズ (META.US)$ $アルファベット クラスC (GOOG.US)$ などは10月末に決算を発表する予定で、その際AI向けの設備投資計画を確認する必要があるが、ASMLとTSMCの決算からは、テック大手がAI向け投資を拡大し続ける可能性が高いと示唆された。
3)Blackwellの遅延による影響懸念は後退
エヌビディアは前回の決算発表時に最新AI半導体であるBlackwellの遅延を明かし、株価の重石となった。しかしそれ以降、Blackwellは遅延するものの、今年年末には出荷開始、来年初めには本格出荷となることが顧客の $デル・テクノロジーズ (DELL.US)$ $アマゾン・ドットコム (AMZN.US)$ などから明かされた。エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは直近で、Blackwellへの需要は「クレージーだ」と発言し、遅延による需要への影響懸念を払しょくした。
4)決算発表前は業績期待で上昇する傾向が強い
ChatGPTが人気を博した2022年末以降のエヌビディアの株価推移を確認してみると、決算発表前は業績期待で株高になる傾向が強い。決算発表後は、しばらく経ってから利益確定売りに押される場合もある。ただし、好業績の継続とアナリストたちによる目標株価の引き上げとともに、株価は上昇トレンドを取り戻してきた。
エヌビディア、時価総額世界一が射程に!決算控え、株高の5つの条件整う
なお、今回はTSMCの決算発表後、 $バンク・オブ・アメリカ (BAC.US)$ の担当アナリストが10月18日に、エヌビディアの目標株価を従来の165ドルから190ドルに引き上げた。この水準は足元でエヌビディアに対する最も強気な目標株価となっている。
決算を控え、エヌビディア株に対する投資家センチメントも回復している。Bloombergの最新調査によると、回答者の45%が、エヌビディアの好業績が株価をさらに押し上げるとの見方を示した。
出所:Bloomberg
出所:Bloomberg
5)AI半導体の需要好調とエヌビディアの優位性継続
エヌビディアの中長期の見通しにとって最も重要なのは、AI半導体に対する好調な需要とエヌビディアの優位性が続くかどうかだと思われる。この2点について、足元の情報はいずれもエヌビディア株を支えている。
まず、エヌビディアのサプライヤーの決算内容や顧客の製品導入状況からすると、エヌビディアのAI半導体をに対する需要は引き続き、好調だと示されている。
次に、Blackwell の遅延にもかかわらず需要が「クレージー」なところをみると、エヌビディアの優勢性は続いているようだ。競合のAMDは10月11日に対抗製品を発表したが、Blackwellより約1年遅れになる見込みで、エヌビディアの脅威にならない状況もしばらく続きそうだ。
24年10月22日作成 マーケットアナリスト Julie
出所:Blommbergよりmoomoo証券作成
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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  • 184295026 : また8月下旬の決算のような
    「土壇場どんでん返し」、あるかもしれんぞ
    当時の決算前は、8月5(月)のブラマン超えが世界中に広がった「世界恐慌」まで発展した
    そして時間・日数をかけて同月下旬にはブラマン超え↓前の6〜7割は日米市場は回復した
    そして同社同期決算前は、連日様々な経済ニュースがエヌビの決算を好期待と書いて、市場もそれに浮かれていた
    しかし実際、決算発表した直後に好決算内容でも次期収益予測の内容で、一斉に市場の大口である様々な機関やファンドが同社株を投げ売りした(クソヘッジファンドはもとよりだが)
    その急激な株安をみた世界中の個人が恐怖売りに走って、決算前は128ドル近くが最終的には100ドル近くまで暴落
    この市場災害の前例がある
    そして今は再びエヌビは最高額まで上がり、
    7月為替介入前の1ドル160円ほどじゃないが、152円まで円安が進行している

    市場災害の悪夢再び、この条件は揃っている
    そして今度は
    ・日本総選挙
    ・米国大統領選挙
    という大きな不確定要素も揃っている

    今の市場で下手な欲出しすると、
    高値掴みで半年以上は買いポジ値に回復しない、
    「莫大な含み損の高掴み」する危険性がある

  • 182361482 184295026 : 10年ホールド10バガー狙いのワシには関係ないね。
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