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“リターン1900%”の英ファンドが買い集める日本株とは?今年も特別配当や自社株買い提案か 

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 03/18 00:52
日本株に投資する海外ファンドによる今年の株主総会での提案動向が注目されている。14日のブルームバーグは、1900%超のリターンを積み上げてきた英資産運用会社シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ」が近年、日本の投資先に特別配当自社株買いを求め始めている、と指摘した。シルチェスターはもともと目立たない「もの言わぬ株主」だったが、22年には京都銀行や滋賀数行に、23年は大林組などに株主提案するなど、近年はアクティビスト的な姿勢を強めている。400億ドル(約5兆9000億円)を運用するとされるシルチェスターは日本株を40銘柄ほど保有しており、今年も株主提案を出す可能性もある
驚異的リターンのファンドが保有する日本株は
ブルームバーグデータによると、日本株でシルチェスターの保有額(直近時価)が多いのは直近配当利回りが3.38%と高い $電通グループ (4324.JP)$ だ。そして、 $大和証券グループ本社 (8601.JP)$ $野村ホールディングス (8604.JP)$証券大手が続く。ただ、上位15銘柄のうち、経営効率の高さを示すROE(自己資本利益率)が高いといえるのは、 $ヤマハ発動機 (7272.JP)$(前期ROE:18.73%)、 $ダイセル (4202.JP)$(14.34%)のみで、ほとんどが2~6%台の低ROE銘柄だ。
▲電通グループの23年以降の株価推移
▲電通グループの23年以降の株価推移
バフェット氏の伝統引き継ぐバリュー投資
PBR(株価純資産倍率)については上位保有銘柄の多くが1倍割れとなっており、市場評価が企業の解散価値を下回っている。保有銘柄群から割安感を重視するバリュー投資が主な戦略であることが垣間見える。シルチェスターを率いるスティーブン・バット氏は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の師匠でバリュー投資の父と呼ばれる故ベンジャミン・グレアム氏の影響を強く受けており、バフェット氏の伝統を引き継ぐ長期投資家とされている。
ポジション変化のあった銘柄は?
昨年半ば以降でポジションが増加したのは、 $電通グループ (4324.JP)$ $大和証券グループ本社 (8601.JP)$ $DOWAホールディングス (5714.JP)$(注1)、 $京都フィナンシャルグループ (5844.JP)$ $コンコルディア・フィナンシャルグループ (7186.JP)$ $コムシスホールディングス (1721.JP)$だ。直近では $ディー・エヌ・エー (2432.JP)$が増加。減少しているのは、 $野村ホールディングス (8604.JP)$ $きんでん (1944.JP)$ $三井住友トラスト・ホールディングス (8309.JP)$など。
注1:追記3月19日EDINET開示によると、DOWA持ち分が17.67%から16.65%に低下。
▲シルチェスターが保有する日本株保有額上位15銘柄(ブルームバーグデータ、moomooより作成)
▲シルチェスターが保有する日本株保有額上位15銘柄(ブルームバーグデータ、moomooより作成)
シルチェスターが主要株主となっている銘柄は?
銘柄の保有率が高いのは $DOWAホールディングス (5714.JP)$17.67% $アルフレッサ ホールディングス (2784.JP)$10.31%だった。DOWAは非鉄金属の精錬加工を手掛け、貴金属回収に強みがある。磁性鉄粉は首位級。アルフレッサは医薬品卸で国内首位だ。
シルチェスターが選好するのは中型株!ヘルスケアを増加
シルチェスターが全世界で投資対象としている銘柄の6割は中型株だ。業界セクター別では、保有銘柄のトップ2は金融と工業で、5年間で最も増加させたのはヘルスケアセクターだ。保有額(直近時価)では、最も多いのがスーパーマーケット大手の英テスコで、製薬の英グラクソ・スミスクライン(GSK)、独バイエルが続く。
―moomooニュースKathy
出所:各社HP・IR資料、Bloomberg、moomoo
“リターン1900%”の英ファンドが買い集める日本株とは?今年も特別配当や自社株買い提案か 
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