信用残高情報は、将来の株価を予測するための重要なデータです。日本株では、信用取引の需給動向が株価変動の要因となることもあり、信用残高が重視される傾向にあります。ビジュアル化された信用残高データで、対象株の需給を直感的に理解することができます。
日本株信用残高
信用残高情報の分析
信用取引とは、投資家が証券会社から資金または株式を借りて行う取引です。信用取引では、保有資金を超える金額の株式を購入したり、保有していない株を売却(空売り)したりすることが可能です。
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信用残高情報は2つの部分で構成されています。
東証提供のデータ:信用残(週毎)
日証金提供のデータ:日証金(日毎)
信用残(週毎)下部の「売残高比率」ないし「買残高比率」をタップすることで、チャートに表示するデータを抽出できます。さらに「終値」をタップすると、信用残高データと終値を併せて見ることができます。データとチャートを見比べる手間が省け、信用残高の増減と株価の関係の分析が効率的に行えます。
※日証金(日毎)では「貸株残高比率」、「融資残高比率」でチャートに表示するデータの抽出可能です。終値表示もできます。
信用倍率
●「信用倍率」=買い残高÷売り残高
基準値は1で、信用倍率が高いほど将来的に売り圧力が増加する可能性があります。一般的に信用倍率が高い銘柄を高値で購入することはリスクが高いとされます。逆に、1倍未満の場合は、売り残が買い残を上回るため、将来の買戻しによる株価上昇の可能性があるとされています。
短期トレードのチャンス
信用残高の変動は、特に短期的な株価変動を捉えるのに有用です。信用売り残が極端に高い銘柄が好材料によって急騰すると、ショートカバー(空売りの買戻し)が発生し、株価がさらに上昇する場合があります。
過熱感の見極め
信用買い残が異常に高い銘柄で株価が急上昇している場合は、株価的に天井の可能性があります。
材料のひとつ
信用残高は、株の買い時や売り時の判断材料として、ほかのファンダメンタルズやテクニカル分析と組み合わせて使用します。
信用残高ランキング
信用残高ランキングから、銘柄の発見に役立ちます。
買い残が多い銘柄は、投資家の期待感が反映されています。好材料があれば株価が上昇する可能性があります。
売り残が多い銘柄は、投資家の懸念が示されています。悪材料に敏感に反応する可能性があります。
パス1:信用残(週毎)の右側、「関連ランキング」をタップする
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(※日本株の信用取引はただいま準備中です。)
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