EMVは、価格と出来高の変化を組み合わせて、株価や指数の動きを反映するボラティリティ指標として作成されたものです。株価と出来高の変化がこの指標の値を変化させるきっかけとなるため、実はEMVは出来高と株価の複合指標でもあります。
A=(本日の高値+本日の安値)/2
B=(前日の高値+前日の安値)/2
C=本日の高値-本日の安値
EM= (A-B)xC/本日の出来高
EMV=14日間のEMの累積値
EMVA=EMVの9日間のシンプル移動平均
3.1 EMV指標の上昇は、出来高の増加を表し、株価の上昇段階における通常のシグナルであり、EMVの下落は、出来高がの減少を表し、これも株価の下落段階における通常のシグナルです。
3.2 EMVが0軸を下から上に抜けたときは中期の買いシグナルと見なされ、上から下へ0軸を抜けたと中期的な売りシグナルと見なされます。
3.3 MAEMVが0軸を抜けるとシグナルの信頼度が高いです。
3.4 EMVとMAEMVのクロスオーバーは注目に値します。
3.5 EMVは、方向性指数 (DMI)と組み合わせて使用すべきです。DMIのADXがPDIやMDIより低い場合、またはADXRが「指標エラー」のシグナルを示した場合は、EMVの使用を停止すべきです。
3.6 EMVは、パターンの理論にも適用できます。
4.1 EMVは、値動き全体を通して出来高の動的な変化を反映します。したがって、この指標は中長期的な値動きをより表しています。
4.2 EMVの線は、ほとんどの場合0軸より下にあります。これは、株価が下落しているときは一般に出来高が少ないため、EMVは当然0軸より下にあり、出来高が増加するとEMVは再び0軸になる傾向があります。
4.3 EMVは、長期的に維持することが困難な短期的な強気相場を省いて、相場が安定して上昇段階に入った場合のみ買いシグナルが出ます。
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